2011年7月29日金曜日

audiophilleo 2 DDC

PCからUSB経由でDACに繋げるのにDDC(Digital to Digital Converter)が無いと音が悪いのではないかと考えた。 いろいろ調べて安価なのはHifaceだけどネットの評判ではなかなかではあるが面白くないので、audiophilleo 2という商品を買った。 非同期USBを使った低ジッタ(8ppm)の高音質らしい。 値段は5万円強だ。


Windows XP -- USB -- Audiophilleo 2 --- MarvericAudio D1というように繋げてみたのだがちゃんと音が出ない。 XPの場合特別なドライバは不要だということでいろいろ調べてみたが良くわからない。 僕のfuuba2000からポツポツという音しか聞こえてこない。

しかたないのfoobar2000の出力をDS:audiophilleo ではなくAIO4ALL経由にしたら音が出た。 かなりいい音だ。 これならCD PLAYERは要らないと思えた。 しかしDS:audiophilleo、何で音でない?

2011年7月19日火曜日

audio-gd FUN

FUNを買った。 何故か10%引きでオペアンプモジュールが1個おまけで付いてくるセールをやっていたのを見つけたので、迷っていた心が傾いた。 モジュールはEARTHというのが付いてきたが、追加でMOONも買った。

USB経由でVISTA PCに繋げてもうんともスンとも言わないので、すわ初期不良かと思い蓋を開けてみた。 US$345とは思えない物量の投入がなされていて思わず唸ってしまった。


とりあえずいろいろ試してみたがうまくPCから認識されないので、別のWindows7マシンに付けてみたらすんなり認識したので、この状態で音を聞いてみた。

「音が厚め」 「低音が良く出る」 「しかし高音は頼りない感じ」

手持ちのMarverick D1 DACの場合もそうだが、たぶんUSB経由のPCオーディオの源音が悪いのだろう。 いいDACを用意してもPCのUSB出力そのままではダメだ。 ASIO4ALLを介してもまだそこいらのCDプレーヤーレベルにも及ばない。 

それでHifaceのDDCを介して接続したらずいぶん改善するのではないかと思った。 19,800円もかかるので慎重に調べてたら改良版が出ていて、たまたまフジヤエービックで(白)が安売りの25,000円で出てたので買うかどうか迷った。 さらにいろいろ調べてみたらちょっと奮発しないと感激しなさそうなことがわかったので、結局Audiophilleo 2というUSB-SPDIFコンバーターを注文した。 非同期USB転送、低ジッタだ。 FUNをPCに繋げるのはしばし待たねば。

しかたないのでCDプレーヤーのSPDIF端子をFUNと繋げてみたのだが、なかなかいい感じだった。まあまあと思ったが、昼間ちゃんと鳴らしてみたらレンジが狭くてやはりダメだった。

2011年7月10日日曜日

Myryad MC-100 修理

先日ヤフオクで買ったMYRYAD MC-100が不調になった。 買ってすぐに気付いたことは音飛び。 床を歩くと振動で音が飛ぶ。 たまにCDを認識しなくなる。 だましだまし使っていたが2日目にはまともに使えなくて、トラックは飛ばすわ音は飛ぶわで大変だった。

買ったのはヤフオクの○○オーディオというユーザーから、たぶん中古屋さんだと思うけど悪い評価が9個ある。 なるほど買い取った商品をあまり調べないで流す感じの商売なんだろう。 リサイクルショップとしては文句ないけどオーディオ中古店としては失格だろう。 

このMYRYADだってこんなにすぐおかしくなるのは、すでに現象があったはずだ。 何故ならピックアップの出力不足なんて10年以上使ったCDプレイヤーではよくある話だし、この現物の場合はピックアップのVR調整値が最大にしてあったので認識あって調整したと考えられるからだ。 

レベル最大にしても音飛ぶ場合はピックアップの交換が必要になるらしい。 ネットを見てたら今回必要なピックアップ、SONYのKSS-240Aを販売してる業者さんがあったので早速買ってみた。 代引き送料込で3,500円くらいだった。


このピックアップは調整済なのであとは交換するだけだ。 ネットの書き込みを調べて参考にさせてもらった。 同じような問題を抱え、解決してる人は多いみたいだ。 


CDドライブユニットをはずして蓋も取った。 中央に見えるのがピックアップだ。 棒を外してふフレキケーブルをはずしてごっそり交換した。 よく注意して行えば1時間程度で済むが、途中ギアが外れたりしたのだが、どこにどう付いていていたのかが判らなくなったので、経過を写真に撮っていたのは大いに役立った。

交換して音を出してみたら・・・・ すばらしい、復活したようだ。

今までCDの挿入~認識まで時間が大変かかって、時には認識できなかったのが、即認識出来る。今まで次の曲へ飛ばすのも時間がかかって、時には飛べなくてダンマリになってるのが治った。音もクリアになった。

よかった。 しかしヤフオク要注意だ。 以降は悪い評価が多くついてるなら買うのはやめよう。

2011年7月8日金曜日

TubeMagic D1 DACの改善

別なシステムとしてPC Audioを使ってる。 PC -> TubeMagic D1 DAC -> SV-501SE -> LS3という組み合わせだ。 



最近になって右CHからの音が小さくなった。 高音も出にくい感じがしたので、D1 DACの球を交換することにした。 これにはGEの5670が使われているが、RAYTHEONの5670を交換用として用意した。

何故か2個の古めの5670は駄目で音がかすれた。ヤフオクで買ったのは新品で動作も大丈夫だった。 しかし右CHの問題は解決しないし、音もたいして改善しない。 これはハンダかもと思い基板を外して怪しいところの半田を盛りなおしてみたら、あれあれすごく良くなった。 作業の途中でこのDACの不安定な感じが心配で、Audio-gdのFUNを買おうと思っていたが要らないかな。 

ハンダのもり直しはもちろん和光テクニカルの銀ハンダを使ったのだが、これほど良くなるとは。 ただしD1 DACのボリュームは腐ってるからDIRECTにして、外付けのパッシブプリを使っている。

2011年7月6日水曜日

ROSSINI CDPで6DJ8 スクランブルテスト

昨晩付けたSIEMENSのCCaがあまり良くないので今日の昼間にベストな球を選定してみた。もちろん昼の方がボリュームが上げられるので違いが良く分かるからだ。

ROSSINI CDPには最初はEHの6522(6DJ8高信頼管)が付いている。柔らかな中にも解像感がちゃんとあって広がりも出る。低音に馬力が無いがこれはこれでいいCD PLAYERだと思う。



このCD PLAYERは中身は本当に大したことない。値段を考えると??だけど、出てくる音は良いので文句言わないでおこう。

今回用意した6DJ8及び互換球は以下の通りだ。


左からSIEMENSのCCa, 東芝の6DJ8, TESLAのECC88, GEの6502, ロシアの6N23-P、EHの6522, 復刻MullardのECC88だ。 結構集まったと我ながら感心した。 ロシアの6N23-PはV40SEに付いていたのをCCaと交換して余ったものだ。

最初はCCaから。昨日と同じような印象だ。高音は出るが音が痩せてて芯が無い。エージングで改善するかもしれないが、わからない。球は良いのはわかってるが、相性が悪い。

東芝の6DJ8に替えた。音がビシバシで太い。 高音の伸びは無いが切れが良い。これは良さそうだと思いCDをいろいろ変えてみたが、音源によってはやや低音が出すぎてかぶるかな。 ケーブルで何とかなる範囲だと思うが、価格を考えるとなかなかのものだ。

TESLAはAH!に使ってたものだ。 高音に特徴があって明るくてよく切れる。中低音もなかなか良く出るが全体にやや荒っぽい印象。 ロックはばっちりだな。

GEの6502は優等生だ。 全体に音が硬いが高音もよく出るし音も前に出るのだが、残念なことに低音が弱く、ややコントロールされている感じだ。

次はロシア管。何でOCTAVE社のエンジニアはこれを選んだのか判らなかった。値段もかなり安いし、ロシアのNOS球ってどうなの? 音出しをしたらTESLAに似てるなと思ったが、TESLAのように奔放ではなく、高音が出すぎる手前、解像感が高く低音もしっかりしている。 何だこれは、すごくいいぞ。全く期待していなかったので意外だった。 今のところベストだ。

EHの6522に替えたが、少し音をだして思った。「EHは好きではないな」 全体に甘口でそのなかを解像感を伴った高音を通してくる感じ。 蜂蜜をかけて生姜を食べてるような何とも言えない感じだ。

復刻Mullardで最後だ。 これはかなり悪い。 音が歪っぽい感じがする。 青箱のはMullardとは名ばかりだな。 こんなもの売るな。

というわけで結果発表。 1位はロシア管6N23-P。ebayで追加4本を頼んだのは言うまでも無い。 2位は東芝6DJ8。 SN感が良く低音の量感は圧巻だ。 3位はTESLA ECC88。 やや粗削りだが音は良いと思う。 高音に特徴あり。

しかしこのテストはROSSINI CDPとの組み合わせの場合であって、他のハードウエアではどういう結果になるかはわからない。 ロシア6N23-Pが到着したら今度はAH!のCD PLAYERでやってみたい。

ロシア球、侮ることなかれ。 12AX7互換球も買っておいた。

SIEMENS CCa ECC88 6DJ8

6DJ8を使う機器は結構あって、手持ちではAH!のCD, Audio Analogue Rossini, OCTAVE V40SEに搭載されてる。 AH!はもともとはPhilipsの高信頼管で、おまけの復刻Mullardがさっぱりダメだったので、TESLAのECC88に交換してある。

ROSSINIは開けてみたらEHの高信頼管、V40SEはロシア球だった。 これまでで合計4個の6DJ8が使われてることになるので、SIEMSNSのCCaも4個買った。 

SIEMENSのCCaが凄いのは他人の書いてるブログを読んでよくわかった。たしかに価格も高い。4個まとめて買っても1本1万円くらいの人気商品だ。



まずはV40SEに付けてみた。V40SEは昨晩からGolden DragonのEL34 Premiumに替えたので音が良くなってる。 さらにロシア球の6DJ8をCCaに交換してみた。 音を出して思ったのだが、この球の音はひまわりみたいだ。ぱっとしてて華が有って高音が伸びる。 明らかに良くなった。

次にAHのNjoe Tjoeb 4000の番だ。 これはブログに有った通り抜群に良くなった。 TESLAでも結構良かったがレンジがさらに広がり、TESLAにある粗さがCCaには無い。 完璧か。

ではROSSINIはどうか。 EHからPhilipsの高信頼管へ変えて結構良かったのだがCCaにしたらバランスがおかしいカモ。 高音が出すぎて低音が痩せる。 明日持ってる6DJ8系を全部並べて最適管を探してみたい。