2013年2月18日月曜日

WS-912 続き

AltecのCD912-8Cユニットはちょっと変わっている。


30cmのコアキシャル構造になっていて、中央のツイーターがドーム型だ。 一般にAltecはホーンと相場は決まっているのだが、このユニットは何故にドームなの?

このユニットが入ったWS-912の音は高音がきつくない。低音が結構出るのでバランスは中低音向きだが、ボーカルやラッパを鳴らすと元気に鳴ってくれる。 クラッシックも鳴らせてなかなか良いのだが、球アンプが向いてると思う。 

CD912-8Cはネットワークを背中にしょっているのだが、ここに使われてるコンデンサを是非交換してみたい。高音の様相がずいぶん変わると思う。

2013年2月17日日曜日

WS-912 サンバレーのスピーカー

WS-912はAltecのCD-912-8Cフルレンジを使ったサンバレーさんのスピーカーだ。購入してあったのだが他のSPとの置き場所の取り合いで止むなく収納されてた。

久しぶりに出してきたのは常用のTrusonic FR80と比べてみようと思ったから。 WS-912鳴らしていた当時とはアンプを始め周りの装置が変わったので、この環境で再評価のつもりだった。






僕の使ってるTRUSONIC FR80システムはベルウッドさんの作による強靭な箱に入っていて、当然ベルウッドさんによってシステムとしてチューニングされているもので、一般のFR80が高音がやたら強くて低音が出ないようなものではなく、そこそこに低音が出たうえで軽い中高音が載った感じの音だ。 ただしマツオサウンドのプリを使わないときっと細くて低音の出にくいシステムになってると思う。

パワーアンプは300Bシングルなのだが、驚いたことにWS-912はTrusonic FR80のシステムにそん色が無い。むしろ量感のある低音、細くならない高音がコクのある音を奏でてくれる。

エラのボーカル、コルトレーンのサックスはよく歌うし粘る。比べてみるとFR80がさらっとしていることを再認識させられる。

確かユニットCD-912-8Cが入手出来なくなって止むなく生産中止にしたと聞いてるのだが、なるほど納得だった。 なかなか良い仕事だと思った。