2013年3月24日日曜日

最近の懐事情

個人的な話だが、このところ自由に使えるお金がはっきりと減った。 以前は毎週のようにあれこれ買ってたのだが、このところ抑える羽目になっていてヤフオクでも深く考えてから落札するようになった。

真空管は1万円以下、オーディオ機器は10万円以下、アクセサリ類はよっぽどじゃないと買わない。 GoodMan AXIOM80欲しいんだけど、20万円くらい相場なので毎度見送ってしまっている。 20万円でも安いくらい価値のある商品なのは知っているのだが、そう言いだすとUESUGIやAirTightのアンプなんか全部買わないといけなくなりそうだ。

「相場はかなり下がっている」のは実感しているので、「この商品がこの値段なのか!」的な、その時必要が無いのに買い得感で買いまくった2年間の間に、相当な置いてあるだけ商品がたまってしまったので、最近少しづつ処分している次第。

少しづつと言うのは、ヤフオクは落札は簡単だが、出品が死ぬほど面倒だ。落札された後の発送も面倒で、落札者は入金さえすればすぐに送ってくると思っている輩がいて、これまた面倒だ。 こちとら素人でやってますから、ショップさんの対応見たいのは出来ません。 しかし落札者はその分安価に買ってるわけだから、そりゃデメリットだってありますよ。

で、先の話に戻るのだが10万円が予算でアンプとかスピーカーを考えると新品はあり得無くて、中古の銘品あたりにどうしてもなる。 そのせいで僕の手元には銘品もどきがたくさんあって、使われないままでいる。

置くところにも最近は困ったので、先のLS-20Wの例のように売却を検討している。しかし銘品はなかなか踏ん切りがつかないもの。断腸の思いで出すものもあれば、それでも思いとどまっているものも有って、なかなかはかどらないのだ。


ベルウッドランジング LS-20W P-610MB

有名な三菱P-610MBユニットを使ったSPシステム ベルウッドランジング LS-20Wをサブシステムとして使っている。 メインのTrusonic FR80を抱いたベルウッドのシステムがあるので、このLS-20Wは売却しようか迷うことが有って、そのたびにじっくり聞いてみても、結局は「手放さない」という結論になってしまう、ある意味困ったスピーカーシステムだ。



このスピーカーはP-610MBのエンクロージャーとしては小ぶりな方だが、音は実にダイナミックで低音も結構出る。 聞けば箱の材料は「栗の木」。栗は鳴きも少ないし重いのでSP箱の材料としては向いているのだが、実はかなり硬くて加工が大変、材料も高いらしい。

しかしあえてそんな材料を使って作ったSPの音はさすがに素晴らしい。個人的にはP-610MB用に作られた他のシステム、特に純正箱をはるかに凌駕する音だと思っている。

で、このシステムから出る音はどんな音かと言うと、Jazzが聞ける、Classicも行ける、全体に陽性だがAltecのそれとは一線を画して、コーンの内部損失がそれなりに有るなり方をする。 P-610MBは中域に少し陰になるところが有る。これが低音の量感につながるのだが、下手をすると音が引っ込む。 ぎりぎりのチューニングだと思った。 

ラッパを鳴らした場合、Altec 409を使ったダック電子堂システム比で音は暗めになる。コーンが軽いので音は速いのだが、いろいろ考えて出してます的な感じで、多少常識が有る感じになる。  


一方の409は言いたいことは全部言っちゃうし、ある意味何も考えてませんというなり方なのだが、古めのJazzを聞くとずっぽりハマるのでこれもこれで良い。 余談だがTrusonicは同系だが少し線が細めになる。 高音が伸びてるが細めになってるのが原因だろうと思っている。