2014年12月29日月曜日

TU-8300R と SPRAGUE ブラックビューティー

TU-8300Rを組み立てたときにカップリングコンデンサは最初からDEL RITMO キット屋さんご推薦に交換してあったのだが、もっと良くなるかもと思ってSPRAGUEのブラックビューティーと交換してみた。


交換したばかりでの試聴では高音が出ないと思った。1週間くらい我慢して聴いていたのだがとうとうしびれが切れた。 「高音が出ない」のだ。 予想ではメリハリがあってビンテージ感のある音になる予定だったが・・・残念。 別なコンデンサ、例えばMusic Capに交換するなどの案も考えたのだが泥沼になるのが嫌だったので、ここはDEL RITMOに戻すことにした。

高音が戻り、全体にメリハリ感がある良い音に戻った。 初段球を先日買ったマツダの12AT7に交換しエレハモのEL-34と組み合わせたら低音が出過ぎる感があったので、ここは松下の6CA7の登場でウエルバランス。 ヘレンメリルが良い感じで鳴っている。

TESLAはどうしたんだ?と思われるかもしれないが、実はメインのスピーカーを変えたのだ。ホーンが乗ってる2WAYになったのでTESLAの音がやや重い感じがした。 TESLAはフルレンジの時は最高だったのでフルレンジ専用にしようかと。

しかしWEST-CAPにしてもブラックビューティーにしてもビンテージコンデンサは高音が出ない。 以降は過度な期待はしないでおくことにした。

2014年12月20日土曜日

今日のTU-8300R

実は結構毎日TU-8300Rを使っている。SV-501SEもMACTONEもあるけど、このシングルアンプで鳴らす省エネ感が結構好きだ。 

実はTESLAのEL34を入手してからこのアンプに対する思いがいろいろ変わったので書いてみる。

まずトランスを換装することをやめることにした。理由は300Bをちゃんと鳴らそうと思ってトランス換装を計画してみたのだが、きっと思い通りの音にならないだろうということが見えたのでトランスに投資する気が失せた。

次にEL34やKT88で鳴らすこのアンプの音はなかなかのもので、それならそのままEL34やKT88で鳴らせばいいと思ったこと。(特に300Bにこだわってはいない)

ならばエレハモのEL34かな~と思ってゴッサムケーブルを併せて使っていたのだが、どうしても旧TESLAのEL34が聞きたくて手に入れてから一変した。

TESLA EL-34がすごかったのだ。 魂に訴える音だった。 音が肥った、音楽的になった、高音が細くならず神経質なところが無くなった、中音が張ってラッパが泣いている、そんな印象だ。

ケーブルはゴッサムからはっきりした音で鳴るケーブルに換えた。ゴッサムのGAC-2111ではどうしても高音域がスポイルされ、同じゴッサムのGAC-4でも悪くは無いのだが、優等生で物足らずやや音が沈むのでもっと元気なケーブルにする必要があった。

現在はプリアンプ~元気なケーブル(たぶんBELDEN 82760)~TU-8300Rで、12AT7はGE, TESLA EL34となっている。これで鳴らす小型SPは素晴らしい。

TU-8200のほうもTESLAに換えてみたい。


JB-320LM が発売になる件

キット屋さんからJB-320LMが出るのが待ち遠しいと10月に書いたが、価格が発表された。

(勝手に転載しました、問題あれば連絡お願いします)

予想通り13万円。期待を込めて書いた数字がドンピシャだったのが嬉しい。大橋さんのブログでは円安で厳しかったので価格を下げるために発注量を倍にしたと書いてあった。昔から輸入商材の場合は1ロット100台、次は1コンテナという単位になることが多いのだが、今回の発注量は300台くらいであろうか。

早速その300分の1を買わせてもらおうと考えてるが、発売記念とかも併せてやってほしいものである。その方が購入に躊躇が無くなる。

実は初段球6C6という球を僕は知らない。以前91型を持っていたので310Aはわかるのだが高額なのであまり楽しめず、ロシアの互換球しか選択肢がなかったので、6C6は楽しみだ。ただし結線で310Aにもできるので、310Aをお持ちの方はそっちで楽しむことも良いかもしれない。

ここまで書いて思わずヤフオクで6C6を探してみたら松下とRCAのものが出ていた。松下は2本で2,000円、これは安いと思ってアンプもまだないのに落札してみた。実は同じ思いで310Aを探していたことがあったのだが、あまり出ないのと、出てもWE-310Aの場合2本で3~4万円もするので僕には合わなかった。結局はロシアの互換球しか無くて、初段球を選べない不便さが嫌だった。

ついでにebayも見てみたのだが、おおよそペアで5,000円~1万円の幅にあるようなので問題なさそう。KEN RADが好きなのであったら買ってみたい。

2014年12月7日日曜日

今日のTU-8300Rについて書いてみた

組み立ててから毎日思い悩んでる、TU-8300Rだが、最近手に入れたNOS TESLA EL-34がすこぶる良い音でうれしい限りなのだが、実は反面複雑なのである。

300BアンプなのにTESLAのEL-34を付けた時のほうが遙かに音が良いのだ。


それでトランスを換えてみようかと思い立ったのだが、アンプ自体の価格を考えたらあまり高いトランスを採用しても意味が無い。ネットではTANGOのU808で換装している例はあるのだが、今日では中古しか手に入らず、これもおおよそ2個で3万円ほどかかるようなのでこれもパス。

結局東栄無線のOPT-20Sくらいまでがコスト限界で、そのくらいで音の改善が出来ないと面白くない。 キット屋さんにも相談してみたのだが、ハシモトのトランスを勧められたので調べてみると1個18,000円もするのでこれも無理。 

別のアンプビルダーさんにし質問してみたら、「TU-8300は大変良くできているのだが、どちらかというとClassic向け、前に出るような音は設計を見直さないと出ないのではないか」と言われてしまって、これまた困った。 僕はJazzしか聞かないのだ。

しかしEL-34等では満足できる音が出ているのだから、きっと手はあるのではないだろうか?

小改善になるがプリとTU-8300の接続をゴッサムのGAC-2111にするといろいろ改善できる。まず音が太くなる、そしてメリハリが出る。このケーブルは油断すると高音のレベルが落ちて音が丸くなることがあるのだが、今回の組み合わせには良い効果をもたらしてくれる。


以前オーディオケーブル市場さんで何セットか買ってあった。 実はこのケーブルは使えなくて寝させていたのだが、最近すこしずつ使えるようになってきた。抑揚が無いシステムやラッパが泣かない時などに使うと効果がかなりある。 今回の場合も音を豊かにしてくれた。


2014年12月3日水曜日

TU-8300R にエレハモ300B(黒)を付けてみた

300Bアンプが300BよりEL34のほうが良い感じでも困るので、エレハモの300B(黒)を付けてみた。

先に同300B(金)を付けた時は、エッジが丸めなのが気になったので、プリアンプをCounterPointに交換することで改善はしたが、まだ十分ではなかった。

エレハモ(黒)の結果はなかなか良かった。やはりこのアンプは音がおとなしめなので、メリハリのある球のほうが向いているようだ。 トランスの音なんだろうか。

トランスをハモンドあたりに換えるとメリハリ出そうな気がするが、とりあえずエレハモのEL34に戻して使っている。 トランスは結構高価なのでこの後の改善は宿題にしておこうと思うが、化けることを期待したい。

2014年12月1日月曜日

TU-8300R 試聴した

TU-8300を1日かけていろいろ聞き比べてみた。 ソケットの件はエレハモのKT-88のおかげでEl34も挿さるようになった。 300BはGolden Dragonで多少良くなったがまだ満足いかない。 音の角が丸すぎるのでエレハモの黒にしたほうが良いかもしれない。 初段球を日立に変えてだいぶすっきりはしたものの、明瞭感が足ら無い。

KT-88, 6L6GCと比べてみたが、やはりエレハモのEL34が今のところのベストか。このアンプは音の良さでは300Bではない球のほうが分があるようだ。

トランスを交換することやUL接続ができるようにするなど、さらなる改善策が必要だろう。

TU-8300はあくまで実験や改造するためのプラットホームを提供してくれると考えれば、これはこれで十分ではなかろうか。