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2014年2月4日火曜日

TU-8200 試聴

どのモードが好みか試してみました。

5極管接続は、普通の音がしました。球が新品のためかなりおとなしめ、高音が出なくて低音が団子になっています。 すぐに慣れているエレハモのEL34に変えて聞いてみるとずいぶんいい感じになりました。

次に三極管接続を試してみました。一聴して音が良くなるのが分かります。なめらかでポップスなどには最適な音ですが、Jazzには少し物足らない感じがしました。もう少し汚れたほうが良いです。

UL接続では三極間接続を少し荒くした感じになります。元気が出てパンチがありますのでJazzにはこちらが良いと思いました。


ULに固定して蓋をしましたので、次は球の選定です。 

付いてきた6L6GC、EL34, KT-88と聞き比べてみましたが、EL34が一番よかったです。KT-88にすると音に幅は出ますが高音のきれいさでEL34に負けます。 6L6GCは全然ダメでしたがエージングが足らないと思われます。

ではEL34の場合、どの球が良いか調べてみました。 松下は線が細くなります。GoldeDragonも線が細くなり高音がきつくなります。 エレハモが線が細くならず低音も出て一番よかったですね。

次に12AU7の選定をしました。JJは高音がきつく音が引っ込みました。東芝は高音が曇ります。NECは直接的過ぎて、松下では音が弱くなります。 虎の子CV4003(ムラード高信頼管)はさすがに良いですが、ペア15,000円くらいするのでこの価格帯のアンプにはもったいないです。で最終的にTUNG SOLビンテージになりました。 たぶんGoldenDragonのECC802でもいいと思います。

全体の音の感じですが、低音も高音もよく出ます。この点でエレキットさんは音をまとめるのが上手だと思います。 スケールや低音の押し出しでMACTONEには及びませんが、明るい音で低音の量感もそこそこ出ます。 全体にはややさっぱりした傾向になりますので、カップリングコンデンサでもう少し濃厚にしたいと考えています。 

SPRAGUEのBumblebeeをebayで買っておきましたので、それは次回試してみたいと思います。

★このアンプはこの音ならたいへん安いと思います。おススメです。



TU-8200 作ってみた

久しぶりの更新ですね。

TU-8200が出たのでシングルアンプ好きの僕としては早速買って作ってみました。

TU-8200はエレキットさんの新作キットアンプです。12AU7+6L6GCが標準球として付いてきますが、EL34や6550, KT-88などが使えるのでデッドストックになってる球を流用できて僕的に都合がいいです。 個人的にはEL34が好きですけどね。

写真を撮るのを忘れてましたので途中からになります。



バラバラになっている基板にに部品を付けていきますが、基板同士をハンダ盛りで接続するところなど、エレキットさんもコストダウンに余念がない感じがしました。 5万円程度で買えること自体がこういうのの積み重ねなんでしょうね。



メイン基板はこんな感じです。だいたい2時間くらいで組めます。今回はFETにより供給電圧の安定化をして、球を交換しても無調整で使えるように工夫されています。 赤く見えるのがカップリングコンデンサです。後に別なものに交換しやすいように取り付け場所が用意されていてなかなか良いです。 しかし最初からは変えません。



メイン基板の表面です。赤く見えるのがジャンパピンで、5極管接続、UL接続、三極管接続が選べるようになっていますが、蓋をしてしまうと変えることが面倒になります。 今回は蓋を空けてる状態の時にどのモードが好みかを試してみました。