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2014年10月18日土曜日

TU-8200はなかなか良いと再認識した件

ElekitのTU-8200はそこそこ良い音だと思ってはいたのだが、ダック電子堂のM162と鳴らし比べてみて、改めて良い音だと思う。




僕の好みの構成は、前段12AU7に東芝の8514AまたはGDのE82CC、パワー管はエレハモのEL34(KT88でもいい)で、カップリングコンデンサが交換してあるもの(今はAudioCap)なのでオリジナルのままでは無いが、これもプリアンプを使わずDACダイレクトのほうが音がピュアだ。

M162のほうが音場表現が優れているが、逆にTU-8200では1個1個の音を鳴らすのが得意だ。はっきりくっきりしていないのは両社ともだが、音の純度が高いのはTU-8200のほうだ。値段差は3倍くらいあるので、その割にTU-8200の善戦が目立つ。 

DACとの接続線だが通常はゴッサムのGAC-4/1だが、今回は単線ものにして音をよりシャープにしたほうが良かった。

夜にフルレンジスピーカーを小音量で楽しむには十分な音質だと思った。

ダック電子堂 M162アンプがただ物でなかった件

ダック電子堂が提案する音は好きな音だ。 

ManreSaシリーズとElcheの両方のスピーカーを持っているのだがこれがなかなかのものだ。 どちらもフルレンジを使った何の変哲もないスピーカーなのだが、鳴らしてみると如何にも音楽を楽しむためのものだとわかる。

良く見てみるとバスレフレックスの方法に工夫がしてあったり、小さいのにバックロード構造になっていたり、スピーカーユニットがAltec 409Dのツイーターを取ったものが使ってあったり(あえて403Aでないところが面白い)、かなり時間をかけてヒアリングして追い込んだと思われ、構造も独創的だ。

このダック電子堂が製作・販売してた小さなアンプM162をオークションで手に入れたのだが、これがまたなかなかのモノだった。


6V6シングルなのだが、見ての通り初段の6SL7が1個しかない。こんな小さなトランスでどんな音が出るんだろうと思いきや、これが楽しそうに鳴ってくれる。 プリアンプを通さずにDAC直結でもイケる。 高音はやや尖がってて低音もたいして出ないのだが、このままずっと聴いていたい音だ。

気になって裏蓋を開けたらさりげなくブラックビューティーが使ってあった。なかなかやるジャン。