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2011年6月6日月曜日

sm1.0と SV-2A3

SV-2A3は全体に柔らか目ではあるが華やいだ音がする。 明るくしなやかな中高音、量感ある低音がなかなかの美音を奏でる。 しかし低音域はあまりしまっていないので、クラッシック再生に分がありそうだ。

sm1.0は低音があまり出ないので、SV-2A3と組み合わせてみた。 予想通り華やいだ音になって低音の量感がアップしたのだが、ややボンつくようにも聴こえる。 DIGの時は感じなかったわけだから、SP BOXの容積の問題かもしれないが、SV-2A3であまり少容積のSPは鳴らさないほうがよさそうだ。

sm1.0には300Bアンプの方が相性が良い。

2011年5月26日木曜日

Altec DIG 買いました

ずいぶん昔の話だがAltecの409Bユニットを一発だけ入れたSPシステムが「Altec DIG」という名前で売り出された。仕掛けたのは日本の商社エレクトリで、当時のオーディオ雑誌はこぞってベストバイとしたので欲しかったのだが、その時の僕には高根の花、三菱のP610Bの自作SPで我慢していた。

あれからずいぶん時間が経ったがDIGの音を聞いたことが無かった。 409 Specialが寸法やユニットからしてDIGに類似する商品なんだろうとは思っていたのだが、ヤフオクで程度の良いのを見つけてしまったのでオリジナルを衝動的に買った。



音を出して思ったのだが409 Specialと似ているが違う。 409 Speicalの方が音は渋め、濃くて解像度がやや高い。 DIGは思ったよりあっさりした音で高音がよく出る。 音の方向性は同じだと思うが鳴らしたい音楽は違うのが面白い。

組み合わせるアンプもSV-501SEではDIGの高音がやや荒れて聴こえるので、ここは華やかだが優しい音のするSV-2A3の方がいい。低音の量感も多めに出る。

409 Specialは何と言ってもJazz、レスターヤングとかは鳴らすと渋くて濃くてシビれる。 DIGにはイーグルスだ。 「テイクイットイージー」をかけてみると、アメリカ西海岸のカラッとした音でよくマッチする。

似たような大きさで似たような音、しかし両方とも残しておきたいと思う程の違いがあった。

2011年1月11日火曜日

SV-2A3で Kit LS3 VS. すぴ研 HDB-CHP70 試聴

箱はHDB-CHR70だがユニットはペーパーコーンのCHP70なので名前をHDB-CHP70に訂正した。このSPは低音がよく出て全体に音が明るいハッピーなサウンドである。高音も細やかで良く出るがSV-2A3との組み合わせではやや荒れた感じに聞こえる。




エレハモのプリ球がこれを抑えるキャラへ振れるのだが、SOVTEKの2A3がハッキリ音なので、全体には高音が強い。曙光の2A3を発注してあるので到着したら試聴してみたい。

SV-2A3で聴くCHP70は朗々と鳴る。低音の量感はKit LS3よりもあるが、どうしてもバスレフ特有の「もあっ」とした傾向になる。CHP-70はSV-2A3の量感のある低音を「どんどこどんどこ」と鳴らす。音が柔らかく心地いいのでこのまま「どんどこ」聴いていたい気にもなる。CHP70はフルレンジの良いところ、音が全体に素直で澱みがない。昨日LE-8Tを聴きに行ったのもフルレンジには大変興味があるからだ。

Kit LS3で聴いた場合、HDBよりも高音が抑えられるので音が落ち着くものの、ハオ上がり傾向自体は残っている。ネットワークで調整された音なので低音もでるし高音も出る、音も濃いしバランスも悪くないがフルレンジに感じた澱みなさは後退してしまった。

SV-2A3アンプの高音がきつく感じるので、注文してあるプリ球と2a3が届いたらもう一回この評価はやりたいと思っている。今日はあまりうまくいかなかった。

2011年1月7日金曜日

SV-2A3で Kit LS3 VS. すぴ研 HDB-CHR70

すぴ研はダブルバスレフ方式の箱が売りのSP BOXのガレージメーカーである。最近はMark Audioのユニットと組み合わせてずいぶん活躍しているようだ。

Mark Audioについて、世間的にはJordan WattsのJordan氏とMark AudioのMark氏が師弟関係であったことから、Mark Audio製品はJordan Wattsの製品と同系列でかつ安価だ考えられてるようですが、個人的には音は違うと思っている。


HDB-CHR70は良いバランスで鳴る。メタル振動板が故の高音の華やかさが嫌だったので、あえてMar紙振動板のユニットが付いてるHDB-CHR70 ペーパーユニットの方を持っている。(日本限定発売品とは知らなかった)

SV-2A3でHDB-CHR70とKit LS3と比較することにした。

2011年1月5日水曜日

SV-2A3 20TH アニバーサリー VS. ノーマルモデル

今日は楽しいことをしていた。


奥に見えるのがSV-2A3 20TH アニバーサリーモデル、手前のがノーマル版だ。球を交換しながらえ聴き比べて見た。好みのほうを残して一台はヤフオクへ出そうと考えていたが、どちらも一味あってこれがなかなか決められない。

アニバーサリーモデルのほうは高音の伸びが印象的だが音が細い。ノーマル版のほうは明らかに帯域が狭いが、その分音の骨格がしっかりしている。

プリ球のほうで音の傾向が決まるので、アニバーサリーモデルについていたelectro harmonics製の6SN7と、ノーマルモデルについていたRCA製6SN7を交換してみたものの優劣が決められない。

electro harmonicsの6SN7はぱっと聴くと音が眠い。ネットで「ボケボケ」と書かれていたが、じっくり聞くと眠いんじゃなくて柔らかいだけだ。ずいぶんと雰囲気のある音で、温まってくるとちゃんと出るべき音は出てくる。優しい音なので、流しっぱなしにするには良いかもしれない。

RCAの6SN7はずいぶん張りが有ってはっきりした音だ。こっちのほうが好みだろうと昨晩までは思っていたが、昼間にボリュームを上げて聴いてみると奥行き感があまり出ない。それに音に荒さが出る。

Kit LS3だけだと細かいことが分かりにくいので、メインのAnthony Gallo Reference IIIで聴いてみた。このスピーカー、見た目は変だが音は野太くてまとも。10cmのカーボンファイバー製のミッドレンジにスーパーツイータとスーパーウーファーが付く構造で、音が科学的なので比較視聴には適してると思っている。

結局プリ球どちらも不満足。別なのをネットで捜したところMELZ 1578というソビエトの軍用管が最高だと書かれているのを見つけ、ヤフオクで調べたら2本で25,000円! 中古でアンプを買う身にとってはありえない数字だったので、ebayを捜して買ってみた。2本で1万円でした。ウクライナから送ってくるそうですがホントに届くのだろうか・・・

2011年1月4日火曜日

サン・オーディオ SV-2A3 真空管アンプ

ネットで評判のいいサン・オーディオのSV-2A3は以前から欲しかったので、ヤフオクでノーマルのSV-2A3とアニバーサルモデルの両方を買った。

ノーマルとアニバーサリの違いは、
1.ハイグレードコンデンサの使用
2.ハイグレードボリュームの使用
3.ハイグレードSP端子の使用
4.ハイグレード真空管ソケットの使用

だそうで、ノーマルのSV-2A3にこれら部品を換装すれば同等品にすることが出来るらしい。

このアンプの出力インピーダンスは1個固定なので8オームになっている。Kit LS3をつなげて、電源を入れたまま放置。しばらくしてから音出しをしてみた。

「しなやかで優しい音」 「微細な表現」 「量感の豊富な低音」

オリジナルで付いていたプリ球はELECTRO HARMONICSの6SN7。ややボーカルが引っ込む感じがするので、RCA管に交換してみると元気になった。音が前に出るようになったが奥行き感は減退。それでもずいぶん柔らかい表現なので、1日中流して聴いてるには適した感じ。レンジ感も広く細かい音も質感も良く出る。

やや線が細いが、なるほど良いアンプだ。