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2015年3月16日月曜日

TU-8300 (ハモンド改) を300Bで(その2)

朝になったのでボリュームを上げて聴いてみたらナス球の高音は美しいがやや強い気もしてきた。

小野リサはかなり良いがラッパが硬くなるのと古い録音がハイあがりに聞こえるときがあってもうちょっと調整が要りそうだ。

総じては生TU-8300からずいぶん音質向上したが、さらに詰めの余地がありそうだ。

球の候補は曙光300B-98、桂光300B、VALVA ART, AUDIO SPACEなど手持ちの中国球になるが、曙光300B-98あたりがよさそうな気がしている。.

2015年1月12日月曜日

TU-8300R 入力経路をダイレクトにしてみた

TU-8300RはRCA入力端子からアンプ内部回路への接続経路が変わっていて、

 RCA端子台 == プリント基板の渡り廊下 == Rch側基板 == Rch側基板 == VR == Lch側基板

という格好になっている。プリント基板の渡り廊下とは両端に日圧製と思われるコネクタが付いた基板で全体のあまり部分を有効利用して作られた造作物、他では見たことない。本来はハーネス組にするべきところをコストダウンのために作ったものと想像できる。

何が問題かというと、本来は

 RCA端子 == VR --> Lch基板
                        --> Rch基板

となるべきであるのに経路を通り過ぎて、信号が劣化しているに違いないという疑念を持ちながらアンプを使わざるを得ないことであろう。

それで今回はRCA端子台をRCA端子に交換し、シールドケーブルで直接VRまで配線し、渡り廊下なる変なものを撤去することにした。

配線のケーブルはいろいろ考えたのだが、モガミの2520(2.3mm, 100pf/m)を使うことにした。他にもっと高音質らしいものはあったのだが、引き回しの問題と長さが短いこと、線自体がOFCなので細目の線の影響が出にくいと考えた。 逆に線が細くて柔らかいので仕上がりがきれいに出来ることも予測できたのでこれで実施することにした。


配線はRCA端子からVR台へ直結してみた。これで機能的には何ら問題なく信号経路を短縮できたので早速試聴してみた。

あまり大きく変わらな感じが意外だったが、よく聴くと音がなめらかになった。高音の上のほうにちょときらびやかな部分が付いたが、しばらく鳴らすと消えるのではないかと思う。

精神的にはずいぶん良い感じになった。

2014年12月29日月曜日

TU-8300R と SPRAGUE ブラックビューティー

TU-8300Rを組み立てたときにカップリングコンデンサは最初からDEL RITMO キット屋さんご推薦に交換してあったのだが、もっと良くなるかもと思ってSPRAGUEのブラックビューティーと交換してみた。


交換したばかりでの試聴では高音が出ないと思った。1週間くらい我慢して聴いていたのだがとうとうしびれが切れた。 「高音が出ない」のだ。 予想ではメリハリがあってビンテージ感のある音になる予定だったが・・・残念。 別なコンデンサ、例えばMusic Capに交換するなどの案も考えたのだが泥沼になるのが嫌だったので、ここはDEL RITMOに戻すことにした。

高音が戻り、全体にメリハリ感がある良い音に戻った。 初段球を先日買ったマツダの12AT7に交換しエレハモのEL-34と組み合わせたら低音が出過ぎる感があったので、ここは松下の6CA7の登場でウエルバランス。 ヘレンメリルが良い感じで鳴っている。

TESLAはどうしたんだ?と思われるかもしれないが、実はメインのスピーカーを変えたのだ。ホーンが乗ってる2WAYになったのでTESLAの音がやや重い感じがした。 TESLAはフルレンジの時は最高だったのでフルレンジ専用にしようかと。

しかしWEST-CAPにしてもブラックビューティーにしてもビンテージコンデンサは高音が出ない。 以降は過度な期待はしないでおくことにした。

2014年12月20日土曜日

今日のTU-8300R

実は結構毎日TU-8300Rを使っている。SV-501SEもMACTONEもあるけど、このシングルアンプで鳴らす省エネ感が結構好きだ。 

実はTESLAのEL34を入手してからこのアンプに対する思いがいろいろ変わったので書いてみる。

まずトランスを換装することをやめることにした。理由は300Bをちゃんと鳴らそうと思ってトランス換装を計画してみたのだが、きっと思い通りの音にならないだろうということが見えたのでトランスに投資する気が失せた。

次にEL34やKT88で鳴らすこのアンプの音はなかなかのもので、それならそのままEL34やKT88で鳴らせばいいと思ったこと。(特に300Bにこだわってはいない)

ならばエレハモのEL34かな~と思ってゴッサムケーブルを併せて使っていたのだが、どうしても旧TESLAのEL34が聞きたくて手に入れてから一変した。

TESLA EL-34がすごかったのだ。 魂に訴える音だった。 音が肥った、音楽的になった、高音が細くならず神経質なところが無くなった、中音が張ってラッパが泣いている、そんな印象だ。

ケーブルはゴッサムからはっきりした音で鳴るケーブルに換えた。ゴッサムのGAC-2111ではどうしても高音域がスポイルされ、同じゴッサムのGAC-4でも悪くは無いのだが、優等生で物足らずやや音が沈むのでもっと元気なケーブルにする必要があった。

現在はプリアンプ~元気なケーブル(たぶんBELDEN 82760)~TU-8300Rで、12AT7はGE, TESLA EL34となっている。これで鳴らす小型SPは素晴らしい。

TU-8200のほうもTESLAに換えてみたい。


2014年12月1日月曜日

TU-8300R 試聴した

TU-8300を1日かけていろいろ聞き比べてみた。 ソケットの件はエレハモのKT-88のおかげでEl34も挿さるようになった。 300BはGolden Dragonで多少良くなったがまだ満足いかない。 音の角が丸すぎるのでエレハモの黒にしたほうが良いかもしれない。 初段球を日立に変えてだいぶすっきりはしたものの、明瞭感が足ら無い。

KT-88, 6L6GCと比べてみたが、やはりエレハモのEL34が今のところのベストか。このアンプは音の良さでは300Bではない球のほうが分があるようだ。

トランスを交換することやUL接続ができるようにするなど、さらなる改善策が必要だろう。

TU-8300はあくまで実験や改造するためのプラットホームを提供してくれると考えれば、これはこれで十分ではなかろうか。

2014年11月30日日曜日

TU-8300R 組み立てた件

しばらく忙しかったのと、気持ち的にいろいろあって組み立てるきがしなかったので、せっかく早く到着していたTU-8300Rだったが放置されていた。

諸問題が解決の方向に向かって気持ちが上がってきたので今週末こそ、と思って完成させた。金曜の夜9時から作って音が出たのが土曜の夜9時、昼間サボったことを考えるとまあまあのペースだった。

今回は球なし版なのでエレハモの300B GOLDを使った。初段の12AT7は迷った時のリファレンス、低音も高音も良く出るMullardのCV4024で始めることにしている。

久しぶりに聴くTU-8300の音は「もっさりしている」だった。低音から高音まで出ているけどどこにも誇張感の無い音、Classicなら良いかもしれないけどJazzには物足らない。 遅くまで鳴らし運転していたのだが、ある程度高音も出てきたが傾向は一緒だった。

それでEL-34に換えてみようと思って挿そうとしたら・・・ EL34が挿さらない。どうやっても挿さらないのでよくよく見てみると、

  「真空管ソケットの内部ピン位置と径がバカ」

なのだ。ピンが干渉して入らない、これまで経験したことのないほどダメなソケットだ。半だが上がったためでもなく、個体不良でもなく、元来ダメなソケットが付いてきているのだ。 仕方ないのでKT-88を挿れてしばらくソケットのピンを矯正することにした。






実はElekitの難点の1つに9Pin MTソケットのものが悪くて、何度も挿抜しているとピンが開いて引っかかるようになる、というのがあったので、今回は9Pinのソケットは最初から変えてある。 ついでにVRも手持ちのアルプスデテントVRに変えてあるのだが、これは思いもよらなかった。エレキットさんへの要望として今後は別の部品にして出荷してほしい。ソケットの交換は結構大変ですので。

それでKT-88を鳴らしてみたのだが・・・こちらはなかなか良かった。音も張っているし高音が伸びた。クリフォードブラウンのペットがキラキラしている。 ただエレキット全体に言えるのだが音が平面に並ぶ傾向があって奥行や広がりは出にくく、1つずつの音がしっかりなるという感じだ。

全体に素直な音で好感が持てるが、僕は欲張りなので次なる改善策を考えたい。ちなみにカップリングコンは全部キット屋さん推奨のDEL RITMOに交換してあるのだが、このコンデンサの影響としてはしっとり感が出ない、と記憶と現実が申しています。そう、さらっとしているのだ。もうちょっと泣かせるようにしたいところだが、エージングも考えてここは1週間以上は触らないでおこうと考えてる。

2014年11月9日日曜日

DEL RITMOのコンデンサ とりあえず購入した件

TU-8300Rsvの入荷を待っているのだが、キット屋さんのHPでDEL RITMOのオイルコンが推薦コンデンサとして販売されていたので買ってみた。 それにしても648円(税込)安い!




ここ最近のカップリングコンデンサ調査で、DEL RITMO(というより東一)のVitamin-Qについては、悪くは無いのだが固有の音がするという書き込みがあった。僕自身は以前TU-8300に付けてみたときは、何も変わらないなぁという感想だったが、では何を使えばいいのかが思い当たら無くてAudioCapも0.047uFは用意が無いので困っていた。 

しかし648円!とびっくりの安価だったので、とりあえず6個は買っておいたほうが良かろうと思ったのと、寸法的にはあまり径の大きいものはTU-8300Eにはつかなさそうで、とりあえず装着できる1候補としてキット屋おススメの品として確保した次第だ。 

お持ちでない方はお急ぎあれ。たぶん入手困難になると思います。

2014年10月10日金曜日

TU-8300R sv を注文した件

さっき注文した。 20時になってもHPに商品が見当たらなくて焦ったのだが、「特選アイテム」の中に隠れてましたよ。 で、取り急ぎ1台だけ注文。 到着予定は11月中旬なのでまだ先だが、実は前回買ったTU-8300をちょっとでも改善してあるといいなと思ってる。逆に価格の高騰とかでトランスのレベルが落ちてたりして・・


2014年10月9日木曜日

TU-8300R が発売になった件

僕が最初に作ったキットアンプはTU-8300だった。音質面はそこそこだったが、当時持っていたOCTAVEのV-40SEとの落差が大きくて、コストパフォーマンスは認めつつも結局手放してしまった。

しかし球やコンデンサ絡みのテストをするたびに、手元にあったら便利だったとずっと思っていた。



そこへ再発売のニュース、これは朗報だ。キット屋さんでは球無し版をTU-8300R SVとして58,320円で売るそうなので、今の自分には集め続けた球が手元にたくさんあってちょうどいい。何なら2台買っちゃおうかなんて、また妄想が始まった様だ。

あれから何年も経ったので、今なら不満な音質面の改善をどうすればいいかがある程度分かる。不足している低音の重みはトランスの交換で対処できそうだし、ラッパの泣きはコンデンサの交換で改善できる。各々のNOS球の音色も頭に入っているので、個人的には大好きなKEN-RADとGDで攻めてみようか。 これは楽しみだ。