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2016年12月10日土曜日

MoOde 3.1出ました

先日3.0が出たと思ったらもう3.1、ってことは重大な不具合があったのだろうと思いこちらも3.1に変えることにした。

リリースノートによると幾分かのバージョンアップ、カーネル自身がアップしているのでリアルタイムカーネルの動きに関する部分なのだろうか。 

msBerry DACを対応させてみたところ依然として音はいい。3.0からさらに良くなった感じもするがブラシボーかもしれない。 

MPDスケジューラーの種類を変えるとかなり音が変わる。先日のFILETERによる変化よりは大きな変化だ。個人的にはFIFOが好み。


SabreBerry32の場合、専用ドライバをいれる場合、低遅延カーネルと標準カーネルとはでドライバが違うので要注意。一旦標準ドライバをいれてしまうと後で低遅延カーネルをいれてもうまく動かなかったので再度インストールする羽目になった。

低遅延カーネルで入れ直して音が出るようになったので、LCDへ曲名表示をさせることにした。基本的にはnew_western_elecのサイトを見てそのとおりにやればいいのだが、要注意のポイントがある。 /etc/modilesを開いて、#などのあとの行に一言、i2c-dvを加えることを忘れずに。そうしないと表示しない。

音の方だがmsBerryはかなり良くなった印象だったが、SbreBerry32の方は一回り上、たいへん素晴らしかった。 たぶん今まで一番いいと思う。 もう標準カーネルへは戻れない。

2016年12月4日日曜日

夜のmsBerryDAC & IQaudIO Pi-DAC PRO on MoOde 3.0

21時になって小音量で音楽を聴いている。

msBerryDAC とPi-DAC Proの比較をしていたままになっていたのでそのままRosemary Clooneyを流していて気が付いたのだが、msBerryDACの方が心地よいのだ。

低音の量感は小音量なので差が小さくなり、中高音の良さが目立つ状況になったからだ。それにしてもmsBerryDACの中高音の低歪感は何だ? 

明らかにPi-DACの高音のほうが粗いのだ。それに一本調子に聞こえる。msBerryDACの高音はしなやかで、それでいてハッキリしていて、強いがキンキンしないのだ。

僕の今夜の夜長はmsBerryDACにお付き合い頂こうと思った。

msBerryDAC & IQaudIO Pi-DAC PRO on MoOde 3.0

昼になって音量を確保できる状況になったので試聴を再開した。

基本的に同じ傾向の音なので(同系のDACチップ)大差があるわけではない。

両DACチップとも低遅延Linuxカーネルの影響が大きかった。音がはっきりし、解像度が上がり、音の総数が増えるのでボリュームを上げたような錯覚を覚える。 Standardへ戻してみると音がやせっぽちになった。

IQaudIO Pi-DAC PROは以前の試聴でもっさりした感じがあったのだが今回はそれは払しょくされた。高音から低音までよく出ていい音だった。どうやらMoOdeの標準機になってるようなので当然かもしれない。

msBerryDAC PROの方はいたって高い透明感、高解像で鳴ってくれる。しかし低音が軽いのがやはり残念。 明らかにPi-DACより低音の量感は少ない。 

軽い低音が中高音の透明感アップに寄与し、高品質コンデンサと相まってこの音を作っているのだろう。 もしかしてハイパスフィルターが割と高い周波数から入っていて、低音域の余計な音をださない設計になっているのではなかろうか、などとカーステでのハイパスフィルタを入れたときの感じに似ていると思った。



MoOdeではチップのディジタルフィルタを選択できる。各々のフィルタで音が変わるので聞く環境に合わせて音を調整可能だ。変化は微細だが全体への影響はけっこうある。

msBerryDACでは"Ringing Less Low Latency FIR"というのが高音が大人しくなり低音が増えてアナログ的な音になったので、これを使うことにしたが、Pi-DAC PROのほうは"Low Latency IIR with-emphasis" が良かった。

低遅延カーネル恐るべし。BBB Boticとの比較もやってみたいところだ。


2016年12月3日土曜日

MoOde 3.0のこと

MoOde Playerが3.0になったので、さっそく試す。

今回のバージョンアップの目玉は低遅延カーネルが選べることだ。いままでは普通のRasbianだったが音楽再生に適している「低遅延」なLinuxカーネルが使えるようになった。

究極はリアルタイムカーネルであるが、音質が遅延の少なさに従って高音質になるというわけではない。 そのあたりを試してみることにした。


低遅延カーネルの切り替えは簡単で、図中の矢印の項目を変えて再起動するだけだ。思っていたよりも再起動に時間がかかるので気長に待つ必要がある。

音質面についてはRaspberry Pi3 + NabeさんmsBerryDACとRaspberry Pi3+ IQaudIO Pi-DAC PROの2台で評価した。 Raspberry Pi2の方が3より音が良いのだが、pi2は1個しかないので比較には使えなかった。

今回の試聴環境はプリAGI 511(メンテ版) + DAC電子堂6V6シングルアンプで、LOWTHER PM6A小型バックロードという構成で、夜用で常用にしているものだ。 LOWTHERを好むのはコーンのマスが小さいので音の反応速度が速いから。とAltec 755系よりは明らかにレンジも広い。もちろん755Aも使ってはいるが、VRを上げられない状況での音楽再生にはLOWTHERに分があると思っている。

比較の結果だが、もう少し時間をかけてやりたい。VRも上げてやってみないとわからないが夜になってしまったので明日の朝以降にやってみたいと思う。

実はジッターが原因なのか何かわからない「ジュルジュル」した音が聞こえた。以前PCでUSB経由のDACを使っていた時にたまに聞こえた音なのだが、たまたま音源が悪くてそうなるのだと思っていた。 はたしてそうなのかどうか、何か設定やネットワークの問題なのかどうかも含めて確認を要すると思う。

ちなみにMoOde 3.0ではI-Sabreのドライバが標準でサポートされていた。LCDの表示がうまくいくならばMoOdeに換えてみたい。

2016年10月23日日曜日

msBerry DACはクラッシック向きか

Nabeさん作のmsBerry DACを買った。DACチップはPCM5122で電源周りのフィルタ処理がかなり厳重になっている。最初はハイ上がりで大変だったが2週間くらい使った今はなかなかよろし。やや低音が軽めであっさりしているが音に淀みがない。メイドインジャパンな香りがするDACだ。

専用ケースなどは用意されていないのでヤフオクで汎用のケースを買って取り付けた。本来はハードディスクを抱いて単体で音楽再生ができるためのケースなのだが、ちょうどいい高さのスペーサーが無かったので今はハードディスクは付けられない。


msBerry DACはHifiBerry Pro Plus互換に設計されているので、VolumioでもRuneAudioでも使いやすい。僕は再生環境の問題で音量調整機能を使うので再生ソフトでハードウエアボリュームがコントロールできないと辛くなる。ソフトウエアボリュームではだいぶ音質が落ちてしまうからだ。



ちなみに音楽再生ソフトはVolumioを使っている、使うことにしたのだ。先日のテストで音源リストの作成がうまくいかず端折ってしまうと書いたが、再構築すれば音源リストを落とさない。
それに最近バージョンが上がってここでも2016.10.15版を使っている。

このDACの音だが高音の伸びと清廉さが良い。音の表情がしっとり目なのはDACチップの音質からくるものだが、他のPCM5122搭載DACとは透明感が違うのだ。全体に中庸で癖が無い音であるので何でも聞けるが、個人的に熱い音が好きなのでこのあたりでもうちょっと感がある。

実は一番の問題は出力端子だ。ステレオミニジャックになっているためにケーブルの交換が遊べないのと、僕はケーブルをゴッサムGAC-4/1で統一しているので、1本新調するはめになった。1本しかないのでケーブル遊びができないでいるのはやや欲求不満、本来ケーブルでも音の調節ができるので全体にもう少し音が太くなるように調節したいのだ。

全体の再生音の傾向はクラッシックや女性POPSなどに合うと思う。声が特に前に出てくることもなく、弦が美しい。