300B シングルアンプに付けたAudioCapはだいぶ良くなってきた。最初は低音過多だったが今は良いバランスで鳴っている。 音も明るいし総じて「音楽重視型コンデンサ」と思った。
低音は量感を伴いやや開放的(引き締まっているわけではないという意味)、中音が前に出てきていい具合、高音も良く伸びて細くならないしピークもない聞きやすい音だ。
値段を考えると素晴らしいコンデンサと思う。
しばらく300Bばかり聴いていたので、TU-8200に戻してみて気が付いた。
「高音が伸びてない」
あれだけじゃじゃ馬な高音を慣らすために使ったビンテージコンデンサが仇になったのか。1時間くらい鳴らしてみたけどやっぱり高音が伸びない。 日ごろ使っているAltecフルレンジ409や755で聴く限り気にならなかったのだが、KEF 104ABにしてからは明らかに高音が伸びていないのが気になる。
先日の書き込みで「TU-8200にはSprague Vitamin Q」と書いてしまって何なのだが、実は間違っていたかもしれない。
今晩あたりTU-8200をAudio Capに付け替えて確かめてみたい。
2014年6月14日土曜日
2014年3月5日水曜日
まる1日経ったVitamin Q
TU-8200のカップリングコンデンサ4個をSprague Vitamin Qに交換してまる1日経った。 短時間の割には意外にもかなり音がこなれてきたので、そろそろ感想を書いてみることにする。
一言、「良くなった」と思う。
低音の量感はだいぶ増えた。 大型のトランスを搭載したアンプではないので限界はあるがそれでも音楽を楽しむのに十分な水準まで近づいた。 全体に雑味が消え、尖った高音の先がすこし丸くなった。音が濃くなって艶もある。 東芝の12AU7を付けてみるときにいつも感じるある種の雑味感がかなり減って聞こえた。 球交換の差異は如実に出るようになったが、どの球にしても一定の幅の中に収めてくれるようなうまい鳴り方をしてくれる。 アンプ全体がコンデンサの音に支配されていることが良く分かる。
この段階での球組み合わせは、プリ球に東芝と言いたいところだがアンプの音がきれいになったことで東芝の「パンチがきいた音」や「強調されたキレ」みたいなところに抵抗があるので採用しない。
松下では高音が出過ぎ、GDのE82CC-01は良いのだが、高音の透明感とキレがもう一歩。SiemensのECC82は音全体に緊張感が走るがなかなか良く、低音の量感とキレはこれが一番いいが、すこし高音が出過ぎてしまうのでさてどうしようかと考えた。
実はGolden Dragonは米国PM Concepts社という商社の商品で、生産地は中国。 Golden Dragonの姉妹球にPMという球がある。 PMの12AU7はGolden Dragonとは音が全然違って、慣らしが終わるまでは「ど派手な音」、「ひずみっぽいけど型破ってて面白い音」だが、慣らしが終わると実にまっとうな音に変化してくれる。 もちろん派手系の代表としてであるが。
そのPMの12AU7を今は付けている。 全体に痩せたところが無く過不足ない中域の音が良く出るようになった。 音は濃いめで誇張されたとことが無く、低音から高音まできっちり濃い目で出てくれる。
TU-8200は組み立てた当初からするとずいぶん良い音になったものだ・・・と自己満足。
一言、「良くなった」と思う。
低音の量感はだいぶ増えた。 大型のトランスを搭載したアンプではないので限界はあるがそれでも音楽を楽しむのに十分な水準まで近づいた。 全体に雑味が消え、尖った高音の先がすこし丸くなった。音が濃くなって艶もある。 東芝の12AU7を付けてみるときにいつも感じるある種の雑味感がかなり減って聞こえた。 球交換の差異は如実に出るようになったが、どの球にしても一定の幅の中に収めてくれるようなうまい鳴り方をしてくれる。 アンプ全体がコンデンサの音に支配されていることが良く分かる。
この段階での球組み合わせは、プリ球に東芝と言いたいところだがアンプの音がきれいになったことで東芝の「パンチがきいた音」や「強調されたキレ」みたいなところに抵抗があるので採用しない。
松下では高音が出過ぎ、GDのE82CC-01は良いのだが、高音の透明感とキレがもう一歩。SiemensのECC82は音全体に緊張感が走るがなかなか良く、低音の量感とキレはこれが一番いいが、すこし高音が出過ぎてしまうのでさてどうしようかと考えた。
実はGolden Dragonは米国PM Concepts社という商社の商品で、生産地は中国。 Golden Dragonの姉妹球にPMという球がある。 PMの12AU7はGolden Dragonとは音が全然違って、慣らしが終わるまでは「ど派手な音」、「ひずみっぽいけど型破ってて面白い音」だが、慣らしが終わると実にまっとうな音に変化してくれる。 もちろん派手系の代表としてであるが。
TU-8200は組み立てた当初からするとずいぶん良い音になったものだ・・・と自己満足。
2014年3月4日火曜日
Sprague Vitamin Q
やっと届きました、Sprague Vitamin Q。LC1メーターで容量を計ってみましたら0.978~1.001μFで4本とも割とバラツキが少ないし容量抜けもありませんでした。 TU-8200最後の手入れと思い、先日取り付けたオレンジドロップを外してVitamin Q取り付けました。もちろん足は軽くサンドペーパーで磨きました。
「巻きの外側を電圧の高い側に」ということらしいので回路図見ながらそのようになるように方向を合わせて、TU-8200の場合はコンデンサを取り換えらるようにスペースが用意されているものの、Vitamin Qが大きすぎてややはみ出したので、足をそれなりに曲げてハンダ付け。 高さも調整しないと2枚重ねの基板が接触してしまいますので要注意です。
組立直して電源を入れてみました。 球はプリ球が松下の12AU7、パワー球がエレハモのEL34です。最初の印象は「おおー、雰囲気がある音になった」でした。
いろいろ聴くうちに「低音はオレンジドロップや松下のフィルムの時のほうが量感有った」とか「高音はきれいになった」、「細かい音が出る」などの印象ですが、オイル系コンデンサの場合は1か月くらいのエージングが要るとのことで、今の段階ではその成果が発揮てきていないと思うことにして、しばらくまめに電源を入れることにします。
半日経ったこの段階では「細かな音が出るようになった」、「高音がきれいになった」、「音の太さが減った」、「雑味感が減った」などですが、何とも言えない不思議な補正感がある音です。 そうです以前SV-501SEにJensenのオイルコンデンサを付けたときに感じたあの音がします。 きっちり上から下まで音は出るけど鋭すぎず、もたつき過ぎない音です。 キャンキャンキーキーするところも上手に耳に痛く無いようにして届けてくれるような音です。
このままエージングが進んで音が太目になってくれるとさらに良いのですが・・・。
「巻きの外側を電圧の高い側に」ということらしいので回路図見ながらそのようになるように方向を合わせて、TU-8200の場合はコンデンサを取り換えらるようにスペースが用意されているものの、Vitamin Qが大きすぎてややはみ出したので、足をそれなりに曲げてハンダ付け。 高さも調整しないと2枚重ねの基板が接触してしまいますので要注意です。
組立直して電源を入れてみました。 球はプリ球が松下の12AU7、パワー球がエレハモのEL34です。最初の印象は「おおー、雰囲気がある音になった」でした。
いろいろ聴くうちに「低音はオレンジドロップや松下のフィルムの時のほうが量感有った」とか「高音はきれいになった」、「細かい音が出る」などの印象ですが、オイル系コンデンサの場合は1か月くらいのエージングが要るとのことで、今の段階ではその成果が発揮てきていないと思うことにして、しばらくまめに電源を入れることにします。
半日経ったこの段階では「細かな音が出るようになった」、「高音がきれいになった」、「音の太さが減った」、「雑味感が減った」などですが、何とも言えない不思議な補正感がある音です。 そうです以前SV-501SEにJensenのオイルコンデンサを付けたときに感じたあの音がします。 きっちり上から下まで音は出るけど鋭すぎず、もたつき過ぎない音です。 キャンキャンキーキーするところも上手に耳に痛く無いようにして届けてくれるような音です。
このままエージングが進んで音が太目になってくれるとさらに良いのですが・・・。
2014年2月21日金曜日
Sprague Vitamin Q 落札
せっかくフィルムコンデンサ買ったんですが、ebayでSprague Vitamin Qがほどほどの値段で出てるのを見つけてしまって即買いしてしまいました。 1個1.000円くらいでした。
ただ旧いコンデンサは容量抜けの可能性もありますし、Sprague自体が容量が適当みたいなのでLCRメーターでテストをしてから使わないといけません。 去年買ったLCRメーターのキットがまだ組立していない状態でありますので、急いで作ることにします。 いろいろ楽しみです。
ただ旧いコンデンサは容量抜けの可能性もありますし、Sprague自体が容量が適当みたいなのでLCRメーターでテストをしてから使わないといけません。 去年買ったLCRメーターのキットがまだ組立していない状態でありますので、急いで作ることにします。 いろいろ楽しみです。
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