2014年3月5日水曜日

まる1日経ったVitamin Q

TU-8200のカップリングコンデンサ4個をSprague Vitamin Qに交換してまる1日経った。 短時間の割には意外にもかなり音がこなれてきたので、そろそろ感想を書いてみることにする。

一言、「良くなった」と思う。

低音の量感はだいぶ増えた。 大型のトランスを搭載したアンプではないので限界はあるがそれでも音楽を楽しむのに十分な水準まで近づいた。 全体に雑味が消え、尖った高音の先がすこし丸くなった。音が濃くなって艶もある。 東芝の12AU7を付けてみるときにいつも感じるある種の雑味感がかなり減って聞こえた。 球交換の差異は如実に出るようになったが、どの球にしても一定の幅の中に収めてくれるようなうまい鳴り方をしてくれる。 アンプ全体がコンデンサの音に支配されていることが良く分かる。

この段階での球組み合わせは、プリ球に東芝と言いたいところだがアンプの音がきれいになったことで東芝の「パンチがきいた音」や「強調されたキレ」みたいなところに抵抗があるので採用しない。

松下では高音が出過ぎ、GDのE82CC-01は良いのだが、高音の透明感とキレがもう一歩。SiemensのECC82は音全体に緊張感が走るがなかなか良く、低音の量感とキレはこれが一番いいが、すこし高音が出過ぎてしまうのでさてどうしようかと考えた。

実はGolden Dragonは米国PM Concepts社という商社の商品で、生産地は中国。 Golden Dragonの姉妹球にPMという球がある。 PMの12AU7はGolden Dragonとは音が全然違って、慣らしが終わるまでは「ど派手な音」、「ひずみっぽいけど型破ってて面白い音」だが、慣らしが終わると実にまっとうな音に変化してくれる。 もちろん派手系の代表としてであるが。


そのPMの12AU7を今は付けている。 全体に痩せたところが無く過不足ない中域の音が良く出るようになった。 音は濃いめで誇張されたとことが無く、低音から高音まできっちり濃い目で出てくれる。

TU-8200は組み立てた当初からするとずいぶん良い音になったものだ・・・と自己満足。

2014年3月4日火曜日

Sprague Vitamin Q

やっと届きました、Sprague Vitamin Q。LC1メーターで容量を計ってみましたら0.978~1.001μFで4本とも割とバラツキが少ないし容量抜けもありませんでした。 TU-8200最後の手入れと思い、先日取り付けたオレンジドロップを外してVitamin Q取り付けました。もちろん足は軽くサンドペーパーで磨きました。


「巻きの外側を電圧の高い側に」ということらしいので回路図見ながらそのようになるように方向を合わせて、TU-8200の場合はコンデンサを取り換えらるようにスペースが用意されているものの、Vitamin Qが大きすぎてややはみ出したので、足をそれなりに曲げてハンダ付け。 高さも調整しないと2枚重ねの基板が接触してしまいますので要注意です。

組立直して電源を入れてみました。 球はプリ球が松下の12AU7、パワー球がエレハモのEL34です。最初の印象は「おおー、雰囲気がある音になった」でした。 

いろいろ聴くうちに「低音はオレンジドロップや松下のフィルムの時のほうが量感有った」とか「高音はきれいになった」、「細かい音が出る」などの印象ですが、オイル系コンデンサの場合は1か月くらいのエージングが要るとのことで、今の段階ではその成果が発揮てきていないと思うことにして、しばらくまめに電源を入れることにします。

半日経ったこの段階では「細かな音が出るようになった」、「高音がきれいになった」、「音の太さが減った」、「雑味感が減った」などですが、何とも言えない不思議な補正感がある音です。 そうです以前SV-501SEにJensenのオイルコンデンサを付けたときに感じたあの音がします。 きっちり上から下まで音は出るけど鋭すぎず、もたつき過ぎない音です。 キャンキャンキーキーするところも上手に耳に痛く無いようにして届けてくれるような音です。

このままエージングが進んで音が太目になってくれるとさらに良いのですが・・・。 



2014年3月1日土曜日

只今の球選定ベスト組み合わせ

TU-8200のカップリングとしてオレンジドロップになっている状態ですが、プリアンプの調整後のTU-8300自身の球選定ベスト組み合わせは、今のところはプリ球は「松下の12AU7」、パワー球は「エレハモのEL34」ということになりました。 低音をエレハモが補い、高音の伸びを松下が助け、全体の汚れを松下が抑え、ハリのある音にエレハモがしています。

かなりいい感じになってきましたが、Vitamin Qで改善するのか楽しみです。

2014年2月28日金曜日

プリアンプの球交換

TU-8200の低音が軽めなのを改善しようと、いろいろ球を交換してたのだがしっくりこない。で、同環境にTU-8200の代わりに300Bシングルで聴いてみたらそれでも傾向が同じだったので、低音はTU-8200のせいではないと考えました。

プリアンプのECC82がSYLVANIAなので勢いはあるけど中音重視で低音は軽め。これを虎の子のCV4003(MullardのECC82の高級版)に変えてみたら劇改善。 低音は出るし高域に艶が乗って総じて濃い音になりました。


付けたのは写真と同じものなのですが、これは今回の件で気を良くしてebayで1組かったものの写真です。 値段はそこそこ高いけどそれなりの劇的効果をもたらしてくれる良い球。 

TU-8200の低音は300Bシングルのそれよりは軽め、しかし普通に使うには十分。 プリ球はGolden DragonのE82CC-01に戻しました。 高音の伸びがやや足らないけどケーブルとかで調整できる範囲に入ってきました。

あとはVataminQコンデンサが来るのを待つのみです。発送はされてるみたいです。



2014年2月23日日曜日

オレンジドロップの音が変わってきた

付け替えてから5時間くらい経ちました。 その間球を交換してみたりしていましたがここにきてどうも高音が伸び始めたようです。 オリジナルの松下コンデンサと同傾向の音になってきました。まったく同じかというとそれは違います。中音の音の幅は改善点として残ったまま、高音だけが伸びた感じになってきました。

もう少し落ち着くまでは何とも言えない雰囲気になりました。

オレンジドロップに取り換える

TU-8200のカップリングコンデンサをオレンジドロップの0.1μFに交換しました。もともとは松下のフィルムコンデンサが付いていまして、これはこれでなかなか評判が良いものです。


交換してしばらく聴いています。 エージングにそれなりの時間がかかると思いますのでこの段階での評価は後日変わってしまうかもしれませんが、1時間くらい経って思ったのは、

*高音のピーキーな部分が収まった
*中音の充実感が増した
*響きが良くなってスケール感が増した

音の傾向に変化はありませんが、先の球選定で多くの球がどうしても高音過多になってしまったのでGolden Dragon E82CCでバランスとったのですが、実は必要が無くなってしまったかもしれません。 今の状態ではやや高音が物足らない感じですので、球選定をまたやり直さないといけませんが、高音が出ても構わないなら使えそうな球が増えると思います。

高音のピーク感は実は松下のフィルムコンデンサの影響だったと推測しています。
この後しばらく鳴らしてみて、球の再選定をしてみたいと思います。

L/C Meter IIB

1年くらい前に買って作ってなかったLCメーター "L/C Meter IIB"を作ってみました。 Almost Digirtal Electronicsという妙な名前の会社で、URLはhttp://www.aade.com/lcmeter.htm。 価格は$99で当時の円レートから考えて1万円は切っていたと思います。

取説と部品が微妙に違ってて、配線図を確認しながらの組み立てになってしまったを、先のエレキットの完璧さと比べてしまい、さすがアメリカと苦笑しましたが、何とか組みあがりました。


このテスターはなかなか優秀です。今回買ったコンデンサ類を測定してみましたがかなり細かな数字が出まして、取り付ける前の選別に使えます。 もちろん較正はしてないので本当の値が出てるのかは確かめる方法を持ち合わせていませんが、とりあえず信用して使います。

0.1μとして買ったコンデンサは、0.9842, 0.9854, 1.001, 0.9735 でした。プラスマイナス10%品としては十分許容範囲です。 古いコンデンサとはいえフィルム系は容量については保っていることがわかりました。