2020年11月20日金曜日

ダメ押しでエレハモもやってみた

 ダメ押しでエレハモ12AX7(2)+松下12AU7もやってみた。エレハモの黒は結構好きな球でパワーアンプの初段6SN7はエレハモで落ち着いている。華はあって骨格がしっかりしていて低音も出るが、時に雑味が出ることがある。ギターアンプには最適かもしれない。

音はどうなったかというと、少し濁った。低音がもっと出てきて華もあって全域で音が太くなった。そのせいで解像感が下がって可憐さがなくなってしまった。低音が出るとどうしても濁るのはいたしかたないか。エレハモの持つ雑な部分が悪い方向で出てしまったようだ。

ということで、SOVTEK 12AX7LPS(2)+松下12AU7に戻すことにした。

2020年11月19日木曜日

SV-Pri1616D 球を色々変えてみた

 まずは全部SOVTEK 12AX7LPSにして聴いてみた。この球はキット屋さんで以前SV-722で推薦されていたもので電源ラインが巻線で低ノイズになっていると言うことだったのでPhoneアンプ部で有利だそうだ。音はやや暗め、誇張感低め、解像感高め、低音に独特のふくらみがあるという感じだったが、Pre1616Dにつけた場合、音は暗めで変わらず、解像感高めで変わらず、高音がやや強め、低音はやや薄めになった。

12AX7を3本載せた場合、高音が冴え音は固めのマランツ7風になると書かれていたがその通りかもしれない。と思って東芝の12AX7を3本で仕立ててみたら全然違って高音が出なく解像感も低めになった。

ついでに新TUNGSOLの金足12AX7~これもキット屋さんで以前推薦していたのだが、これを3本つけてみたら高音も低音も出るがデコレーションケーキのような甘い音になった。

全部12AU7でと思い、GoldenDragonのE82CC 3本立ててみたが高音が出ず音が重くなった。

Golden Dragonと東芝の球は足が太い。そのままアンプに指すとソケットがバカになるため写真のような下駄を履かせて使うのをお勧めしたい。

選択枝がありすぎで困ったので、V1/V2の2本はSOVTEK 12AX7LPSに固定することで解像感と高音の伸びを確保して、V3の12AU7をいろいろ選択することにした。この構成はマッキンの音がすると書かれていたがこれまでの経験からそうならない場合の方が多い。

最初はエレハモの黒と金で試した。これまでにエレハモの金には一度も良い思いが無い。音が甘くて派手で締まりがない。それに比べて黒はやや派手で明るめだが全体の音は締まっていて低音も出るが、場合によってややノイジーになる。

残念ながらSOVTEKと黒の組み合わせは音がそっけなさすぎだった。華も無ければ泣きもない。余計な音は出さない系。元々のSOVTEKにもその傾向はあるので相乗効果で悪くなった。こんどは金にしてみたらだいぶマシにはなったが、私基準よりも甘めに傾いたようで長時間聴くと飴の食べ過ぎのようだ。

キット屋さんお勧めのJJ ECC82でやってみたが音がまじめすぎて面白くない。高音も低音もほどほどで華やかさも控えめ、全体に欲求不満気味な音だ。以前マツオサウンドのプリアンプで試した時も個人的には同じような印象だった。たしかMJ絶賛の球だったと思う。

その後、東芝、松下、GE、フィリップス、マラード、Valvoを試してみた。

東芝は結構いい。骨太で骨格がしっかりした音、高音の伸びがないが今回はSOVTEKが高音強めなので東芝との組み合わせはGoodだ。 松下にしてみると音に華やかさと甘さが付くが程よい感じ。SOVTEKの高音を受けて柔らかな音に変えてくれる。この組み合わせはかなりのものだった。

PhilipsとValvoは同じ欧州管で同傾向、華やかはあるが筋肉質、美形な騎士の様だ。GEは東芝にやや似ているがもう少しおおらかな鳴りっぷりで焼鳥屋のおやじ感、上がやや詰まるが人情が厚く時によく泣いてくれる。
ということでV3には松下の12AU7を採用することにした。
しばらくはこの構成で使おうと思っている。球交換の前と比べると雲泥の差、相当いい音になった。SOVTEK 12AX7LPS + 松下12AU7の組み合わせ、お勧めしたい。

2020年11月18日水曜日

サンバレー SV-Pre1616D 組んでみました

 ダック電子堂という大阪にあるオーディオショップさん作の6V6アンプを使っている。気に入って3台ほどもっていて2台がパワーアンプで、1台はプリメインとなってるが構造はよく似ていて、このアンプがよく歌ってくれる。いわゆる音楽性が高い系なのだがふたを開けて中を覗いても違いがよくわからない。

ネットで「真空管の駆動電圧が極端に低くしてある」と書かれているのを見たことがあるが、まだ自身では計っていない。音は本当にいいので卓上セットとして気に入っている。

プリは以前ヤフオクで買ったECC82とビンテージコンデンサを使った自作アンプで、これはこれで気にいってはいるのだがもうちょっと遊べるといいと思ってSV-Pre1616Dを買ってみた。

プリアンプの組み立ては初めてで、見る限りはパワーアンプと比べてこまごましてめんどくさい感じ、間違いも起こしやすそうだが、このアンプくらいまでなら何とか作れそうだと思った。








という感じで完成した。ゆっくり作ったので3日ほどかかった。配線は再三確認したので間違いはなく一発で動いたのだが、ダイオード整流管もどきを組み立て中に壊してしまった。ケースにあまりにハマらないのでドライバでたたいたら足が折れてしまった。これかなりやすりで削らないと絶対ハマらないサイズなので改善してほしい。
整流管は手持ちに松下の5AR4があったので使ってみるが、やはり現代球で試しいのでJJとTUNGSOLの5AR4/GZ34をAMAZONで注文した。
メインの球はこれも以前キット屋さんでいいと言われていたSOVTEK 12AX7LPSが数本あったのでこれで最初の音出しをしてみた。

おっと、これはいい音ですね。すこし時間をかけていろいろやってみる。(続く)

2020年11月10日火曜日

悩ましいNikon Df

Nikonのフルサイズカメラ"Df"が悩ましい。このところの値段下落から見て生産はほんとに中止になったと認識できるし、業績不振で生産拠点の海外への移転が発表されたので、きっとDf-2の目も無くなったように思える。


それで今が最後の買い時だ!と思い、昨晩から買う理由をいろいろ探しまわっていた。

本体と50mm/2.8のキットレンズの組み合わせには文句はない。重さも寸法も吐き出される絵の綺麗さを思えば許容できる。交換レンズは35mmと70-200mmくらいのズームがあれば足るのでいろいろ調べてみたが・・・高い! すべて10万円以上する。

中古が安いことに気が付いたのでいろいろ調べてみるが、レンズの種類がありすぎて絞れない。おまけにDXフォーマットも使えると書いてあるレンズもあったりして、それはフルサイズ専用設計では無いということで、つまりは口径が小さいわけで、鬼のような解像感や解放時のやわらかなボケが期待できないのか? レンズの作例見るとなかなか綺麗なのだがほとんどがFXフォーマットで撮った写真なので、FX互換レンズはやはりFXのユーザーが使ってるのか?などなど。

現在の自身はパナのG9Proと富士のX-Pro3の両建てになっている。特に富士の解像感と色は気に入っていて短焦点レンズとの組み合わせでDfと同じような使い方になりそうで住み分けができるのだろうか?


パナのG9Proは写真単体では富士に負けるが動体や物撮りはイケてる。絵のつくりはハイコントラストでかなり意図的な超解像感、デジタルのおかげなカメラだ。高性能なAFと手振れ防止のおかげで、動体撮影でもミスが少ないのが一番いいところ。どれだけ解像度が良くて色も良くても、ブレたりピンボケしていては話にならないからだ。

写真中心の時の富士は圧巻で、ハイコントラストでは無いけど高い解像感、黒を基調とした和の色合い、決して派手ではなくしかし芯の強い表現をしてくれる。X-Pro3にしたのは最近なのだが撮影中のマニュアル操作感もなかなか良くて、いつも持ち運びたいカメラだ。

Dfを買ったらどうなるか?動画は撮れないから写真専用になるし、ズームを付けたら相当重くなるのでこれぞと思う時しか使わないような気がする。動画用には別の何か、スマホかビデオカメラを携帯していくしかないが、それでまた荷物は増える。

パナや富士でも月に3回くらいしか出番が無いので、きっとDfは飾り物になるのではなかろうか? 昔Nikon F3使ってた時のレンズがあるので、いわゆるオールドレンズ遊びが出来るそうだがそれで何を撮るのか?

いろいろ考えたが、やはりDfは買うのはやめることにした。きっとレンズも複数買うことになるが、なのに出番は年に数回程度しか無さそうだ。解像感の高い写真は届かないけど富士で我慢しておくことにしよう。Dfに使おうと思っていたお金のことを考えたら11月12日から始まる富士フィルムのキャンペーンでフジノンXF56mm/F1.2を買うのには気楽になった。

Dfのような趣味性の高いカメラを出すNikonには敬意を払いたい。が、しかし時流からは外れ一部のコアなユーザー向けの商品開発は全体の余裕が有るときだけにしたほうがいい。おまけにZフォーマットに変えたのも頂けてなくて、確かに画質は良いのだろうが今までのユーザーがフォーマットを変えてまで追従してくれるかは甚だ疑問がある。もともと尋常でない値段がするニッコールをそろえてきたユーザーはどうしたらいいか困ると思うんだけど、どう?

僕もフォーサーズの資産があるのでマイクロフォーサーズに変えた口なのだけど、変換アダプタがあるからと言って過去のレンズを使ったことはない(アダプタは持ってる)のは、付けてみた際のアンバランスさとAFの遅さで使い物にならなかったらで、なのでZフォーマットカメラにはZフォーマットレンズが一番いいと思う。過去のユーザーはいつまでもFフォーマットで居るのか、それともZフォーマットに変わるかの2択になっているのではないだろうか。

もしもZフォーマットに全面的に変えるくらいならば他社のフルサイズも選択肢に上がって来るのでNikonに戻ってこないかもしれない。もしかして古株ばかりが発言権を握っていて滅びつつある日産に似ている。そうならば会社が日本の会社でなくなる日は遠くは無い気がするのだが・・・。

F3とAiニッコールは学生時代の思い出でまだ持っているが、状況があのころとは違うのだ。

2020年9月19日土曜日

TOPPING D90 MQA 登場

実はその後、さらに調子に乗ってToppingのD90 MQAバージョンも手に入れていました。

買おうかどうか迷っていて、今じゃなくてもいいとか、直に新しいモデルが出るかもとか、いろいろ考えていたときにHifiGoさんでセールが始まりまして、勢いでポチッたわけです。

E-30との差異はあまりないかもしれないと考えていました。それほどE-30が満足できる水準だったからです。もちろん僅差でD10sもありまして、これ以上望んでも価格の割には音質向上は大したことないかもしれないし・・・ などです。


そしてD90がE-30, D10sと比較してどのくらいレベル差があるのか確かめることにしました。それまでのエージングは1種間程度です。

音の傾向はE-30の延長でした。DACが同じ旭化成なので当然でしょう。D10sのESSとは違いました。D90は思ったより音は繊細でちょっと力弱いのかしらと思ったのですがそういうのとは違っていました。パンチはありませんがあくまで正確に描写しようとしているようです。低音はより深く沈みました。音場感はあまり変わりません。

E-30やD10sと最も違う点は解像感と腰の据わった音でした。ええ、純粋に出てくる楽器が多いのです。今まで聞こえなかった鈴の音やらハイハットのこすれ音がD90では聞こえるようになりました。そのため音がさっぱりとした傾向に聞こえることがあります。泥や汚れ、さらに贅肉が落ちたような感じです。それに全体の安定感が高くてこれは音量を絞っても差はわかるほどです。これは電源回路の差が効いてるのだと思います。

さっそくD10sはD90接続してるPCが楽曲データを更新してる間のバックアップ用にまわることになりました。E-30は外されてしました・・。多分別な場所で使うことになりそうです。

それでもD90の音が100とした場合、E-30は90でD10sは88ポイントくらいでしょうか。これだけの差なのですが、その少しの差が我慢が出来ないのがオーディオなんでしょうね。D90のコストは4倍くらいですからCPはD10sやE-30に比べて当然悪いです。

2020年9月16日水曜日

TOPPING D10s vs. E30やってみました

実はTOPPING E-30も買ってありました。これがなかなか良かったのでD10sを追加で買った次第です。 D10sはUSBから電源供給、機能はDACのみなのでパソコンにつけた簡易なオーディオセットで使うことを想定した商品です。せっかくなので両者音質比較をしてみます。

どの場合もMini PCにDaphileを搭載したもので鳴らしています。Daphileは楽曲管理エンジンとしてSqueezeboxが動いている高音質で評判のソフトウエアです。

E-30はプリアンプ機能がある(VRとセレクタだけですが)ので設定でDACのみに変えて比較します。D10sは電源をUSBから取るのでオーロラサウンドのUSB電源装置を介して、PCからの供給でなくてオーロラサウンドの整流された電源から取るようにしてあります。

一方のE-30の電源はたかじんさんのDC Arrow電源装置から、こちらもきれいな電源を供給しました。USBケーブルはどちらも付属のものを使っています。

上がD10sです。右横にちょろっとオーロラサウンドの電源が見えます。

D10sの音はESSの音でした。活発でキレが良く音が前に出ます。特にソロパートでは主役の楽器や声がその主張をしてきます。一方その他の音は後退がちになります。音に「押し」があります。しかしOPAMPを交換し電源も外部から供給していますがどうしても底が浅いです。低音が一定以上沈まず、低音の量感がありますが、代わりに解像感が後退します。音の広がりは普通、全体に小型のシステムに合わせた音作りと思いました。


上はE-30です。D10sと並べています。電源はDC-Arrowのキレイな5.3Vから供給しています。プリアンプ機能は切ってあります。
E-30の音は品のいい音です。パンチはD10sの方がありますが明らかにE-30の方がHifi的です。広がりもあって解像感もなかなかのものです。低音の量感がS10sよりも少ない代わりに解像感が高いです。高音もシルキー、D10sのESSのように強い音ではありませんが素直な音だと思います。

聞き比べの結果はパンチと切れのD10s、よりHifi的なE-30となりました。これはESSと旭化成のDACチップの差異とも言えます。高音域はオペアンプ後のアナログ回路の出来によるところかもしれませんが、E-30の方が高音は伸びています。電源の供給方法の違いは定位の安定感に出てきました。D10sは定位がちょろちょろする感じがありますが、E-30は比較的安定しています。

D10s1万円ですがOPAMP交換などで1.5万円に、E-30は元から1万5千円で解像なし、価格を考慮してもこの勝負はE-30に分があると思いました。
今回はE-30のほうを推したいと思います。

2020年9月15日火曜日

TOPPING D10s買いました

 安価で高性能だと言われたTOPPING D10ですがバージョンアップしてD10sとして発売されました。電源はACアダプタではなくてUSBから取るのでその点では不利になりますが、オペアンプを変えられるとのことで早速やってみました。

オペアンプはOPA627が良いと聞きましたがバチものが結構あるとのことで、買ってみるまではわからないので、ここは安全にしろくま製作所のOPA627AUデュアル基板を買いました。

D10sは六角レンチで簡単に開けることができます。





交換前と後では音の厚みが違います。張り出してくる元気な音になりました。価格対効果を考えると妥当なレベルの差でした。簡単なのでお勧めします。