2011年9月20日火曜日

MACTONE MA-34

先日MACTONEのMA-34をオークションで落札した。 ヒノ・オーディオ、サン・オーディオの様な「組み立てアンプ」や「パーツ」のショップ製ではなく、完成品アンプだけを販売しているMACTONEという会社の奏でる音に興味あったからだ。


鳴らしてみて思ったのはやはり抜群に音が良いということだ。音に力があってこういう音で奏でたいという主張があって、おまけに音が凶暴だ。 付いていたEHのEL34ではメリハリの利いた高音の強い音だったので、パワー管をGolden DragonのEL34 Premiumに交換した。 昔のCDがはぎれよく、はっきりくっきり鳴ってくれるのは大変うれしく思った。

ヒノの300Bシングルの方も球を交換してかなり良くなったが、意地悪な言い方をするとGolden Dragonの300BをJamesの高級トランスでならした音でしか無いのだ。 メーカーの音の良さはV40SEで知ってるつもりだが、彼らは独自のトランス、シャーシを作ってのアンプになっていて、やはりキットメーカーのそれとは一線を画す。

サンバレーなどは企画だけを考え、外部のメーカーに試作を依頼し、音合わせを行い、量産させる商売の仕方なので、メーカーとショップの中間的立場になるのだろうが、総じて大変評判はいいが国内の専業メーカーが知恵をしぼって作ったアンプには実は敵わないのではないかと、MA-34を聞きながら思ったりした。

以前レーベンのCS300を持っていたがあまりに音が中庸だったので手放した。 メインで使ってるOCTAVEのV40SEは周波数レンジが全く広く、全域で力強く、やや量感の多い低音で圧倒的に音が良い。 SV-501SEは球を交換して好みに合わせてる使ってるが、先のMACTONEの強烈さを味わうと物足らない。 値段を考えると良い出来だとも思うが、メーカー製アンプを中古で買った場合価格はイーブンになるのでそういう選択の方が賢いかもしれない。

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