TU-8300の音の傾向は出力球である曙光の300B-98に支配されている。 中域の音を中心とした上も下もなだらかに落ちる音だ。 個人的にはもう少し硬くて高音が伸びると良いと思っていた。 最近ちょっとたいくつに思えてきたのでベスト球を選定してみようと思って、いろいろ試してみた。
300Bについては曙光 300B-98、ナス球、Western 300B, EH 300B, EH GOLD 300Bで試した。 プリの12AT7は付属の中国管、Mullard高信頼管、National(米国)、Golden Dragonで試した。 Western 300Bは別格として、実用的にはEH GOLDの300Bが高音が伸びて、音が硬めだが柔和な表現があってなかなか良い。 やや音が細くなるのでGolden Dragonの12AT7は相性がピッタリ、重心が少し下がり陰影が出るようになる。
TU-8300のユーザーなら是非Golden Dragon 12AT7にEH GOLD 300Bの組み合わせはお勧め。 比較的値段も安めの安心組み合わせだ。
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