2020年7月17日金曜日

私のところの機器です

Pi3、Pi4とBBBがあります。各用のDACも複数あります。

電源はDC Arrowを4系統Pi3用に使っています。5.3V/1.5Aくらいが許容限界と思います。トランスを大きくすれば電流はもっと流せられるよ、とたかじんさんにお聞きしたので大きいトランスは買ってあるもののまだつけてません。 ついでにDC Arrowももう2系統買ってあるのでそれを組み立てて新トランスにつけようと思っていましたまま半年くらい経ってしまいました。

Pi4の電源にはこのままでは使えないのでどうしようかと思っていましたが、DC Arrowのキレイな電流はDACにだけ食わせてやれば十分かもと思いまして、今はPi4本体はPD電源から5V供給しています。PD電源は60Wくらいあるので5V 10Aくらいまでは平気なのではないかと、PD用電線はいいのを使いますので結構流せるんじゃないかと思います。

Pi4の放熱についておおよそ50度以下にしたいので、Physical Computing Labさんのメタルケースに入れてあります。これは安価なのにかなり放熱の効果があってスグレモノでした。これに40PINの下駄コネクタを咬ませてDACを亀の子載せしています。



上がPi4+msBerry、下がPi4+SB32Proです。DAC電源だけDC Arrowからです。

個人的にはラズパイよりもBeagleBoneのほうが音が静かなので好きでした。DACは旭化成のAK4495EQです。BBBのCPUクロックは高くないので凝ったGUIを載せるとうまくありません。この先BBB上位品は出る可能性はほぼありませんので、いずれこれの限界は来るとは思っていました。


これをArch-Boticで鳴らすと最高でした。しかしここ最近Pi4が稼働し始めてから急に分が悪くなっています。特にRuneAudio/Pi4が良すぎて、想像していたよりも新旧交代が早まった感があります。

手持ちのPi4+msBerry(RuneAudio)も、Pi4+SB32Pro(symphonic-mpd)もすでにBBB+AK4492EQを超えてると思います。さあてこの後どうしましょうか。

Symphonic-mpd Pi4使い始めました

Symphonic-mpd Pi4 V1.0.6に上がったのですが、私のところではSabreberry-32と相性が悪いです。結局演奏ができませんでした。

Sabreberry-32(以降SB32と書きます)はラズパイとI2C通信が出来ているときには青いLEDが点灯します。我が家のSB32は設定中は青LED点きますが演奏開始と同時に消えます。消えるということは通信が切れたということで、切れれば本体のMPDプログラムは出力先をいきなり失ってデッドロック状態に陥ります。

同じSB32をSynphonic-mpd/Pi3で使った場合は何も問題ないので不思議です。ここ2日くらいいろいろやってみましたが解決せず、直近にバージョンが106に上がったので期待したのですが同じだったので諦めました。

それでpi4上でDACをmsBerryに変えてみたら問題ありませんでしたので、しばらくSB32はお休みとします。改善のネタが見えたら再挑戦ですね。

ただ音質面でSymphonic-mpdとmsBerryの組み合わせはあまり良い結果ではありませんでした。互いが似た音の傾向なのか、全体にかなりおとなしくなります。メリハリがなく高音域は丸くなって、低音が出ません。やはりここはSB32+Pro Dopとの組み合わせのほうが良いですね。

それでRuneAudio Pi4がメリハリ基調なのでmsBerryと組み合わせることにしました。

この組み合わせは良いです。互いの弱点を補えるいい関係になったと思います。


msBerryもSB32+ProもHifi-Berry DAC Proの設定で良いので交換して試すのは簡単でした。RuneAudioは昨日バージョンが上がったところでしたが音質面の変化は聴き取れませんでした。

RuneAudioはPi4版がかなり良いです。Pi3版は動作がもっさりして音もこもりがちな気がしましたので、是非Pi4で試してみてください。素晴らしいパッケージになっています。



2020年7月13日月曜日

RuneAudio 大事なこと忘れてました Update!

インストール直後に最初にやらないといけない大事なこと~アップデート忘れてました。

メニュー一番下、Addonsを押します。

Addonsメニューの最上位にUpdateがあります。赤丸印があれば未アップデート状態ですのでアップデートをしてください。今日ならば2020/07/03バージョンに上がります。

すべての設定作業はこの後から行ったほうがいいですよね。

2020年7月11日土曜日

RuneAudio β版設定について(簡易版)

急ぎで音を出したかったので最低限必要な設定をしました。細かな部分はちゃんと見ていませんが、Runeの操作が特有なので困る方が居るかもしれませんので書いてみました。

ここからダウンロードします。
https://www.runeaudio.com/forum/runeaudio-r-e4-t7084.html
速度制限がされているようで落とすのにかなり時間かかります。(20分くらい)

落としたバイナリを解凍します。
https://sevenzip.osdn.jp/
最近は7zipという解凍ソフトを使っていますが結構いいです。

解凍したバイナリをSD CARDに書き込みます。私はbalenaEtcherを使っています。
https://www.gigafree.net/system/os/Etcher.html
このソフトは書き込み完了後、SD CARDをアンマウントしてくれるので便利です。

Pi3またはPi4にSD CARDを入れて起動します。
しばらく待って立ち上がったと思った頃に、IPアドレスが何になったかを調べます。

Windowsの場合はSoftPerfect Network Scanner V6を使います。V7以降はシェアウエアです。https://freesoft-100.com/review/softperfect-network-scanner.html

私の場合はUbuntuを使っていますので、nmapです。こっちの方が断然速いです。
$ sudo nmap -sP 192.168.10.0/24  (IPは使ってるIPに変えてください)

RuneAudioのIPアドレスは、マシン名またはメーカー名(Raspberry Pi Trading)が指しているものを拾います。ブラウザURLにそのIPを入れて開きます。

うまく起動できたらこの画面が出ます。

最初にやることは右上の設定ボタンからSystemを選んでDACと時間帯の設定です。

設定終わったら右上の×マークを押してください。
設定を有効にするためにここで再起動します。

立ち上がったら次にMPDメニューからオーディオ出力とボリューム設定をします。
ハードウエアとしてボリューム機能があるDAC以外はSoftware設定がいいです。

次にSourcesメニューから音源の場所を指定します。
Device右のプラスボタンを押します。

CIFS(Windows共有)かNFS(Unix共有)かを選び、NASの名称(なんでもいい)IP、シェア名、NASにログインするユーザー名とパスワードなどを入れます。
正しく設定できればマウントされ使えるようになります。

ここまで来ればあとは音源のライブラリデータベースを更新、音を鳴らすだけです。

ライブラリの更新にはメニューのMPD右横に半円矢印がくるくるしているようなマークがあります。これがライブラリ更新のボタンです。

変更部分だけか全体更新か選ぶようになっていますので初回は全体更新です。

更新のNASスキャンが始まってしばらくしたらライブラリにアクセスできるようになったと思いますので、画面下の左側、本棚みたいなマークを押します。
入力の選択画面が出るのでNASを選びます。

NAS以下を辿っていき、聴きたい曲が見つかったらそのディレクトリの左端を押します。
そこに小メニューが出ます。ADDはプレイリストに追加、Replaceは今あるプレイリストを消して新しく曲を追加します。ADDにもReplaceにも右となりに三角マークがありますが、これを押すとADDしてPLAY、ReplaceしてPLAYとなります。

こんな感じです。私はメニューが左右2段になってることがわからずしばらく迷いました。ちょっと独特ですよね。



RuneAudio大復活

好きなRuneAudioが大復活しました。
https://www.runeaudio.com/forum/runeaudio-r-e4-t7084.html
ここにPi 4のバイナリがありました。

開発が止まっていて徐々に他のMusic Playerに見劣りしていくのが惜しいパッケージでしたので、復活は大変喜ばしいことです。

ここ最近はPi3にSymphonic-MPD載せたものと、BBBにArch-Botic載せたものの二本立てを愛用しておりました。GUIは簡素ですがPi3で再生できる音としてはかなり上級ですので、これはこれで勧められるものです。

新しいVolumioもMoodeAudioもGUIは便利なのですが音質面の劣勢が否めなく、プログラムの肥大化による動作の緩慢なことも気に入りませんでした。

そこへ朗報、RuneAudioの復活です。RT系のカーネルではなかったのですがでてくる音楽性に共感が持てる音でしたので、今度のものはどんなになってるか、Pi4でどのような変化があるかが楽しみで早速導入してみました。


こんな画面になりました。以前のバージョンを踏襲しつつすっきりとしています。
たかじんさんのDAC、SB32+Pro DOPをPi4に載せて鳴らしてみましたらすごく良いです、この組み合わせ。なのでじっくり聞いてみました。

3時間くらいこれとSymphonic-MPD(Pi3+SabreBerry32)との聞き比べをしました。

RuneAudio (Pi4 + SB32Pro、電源はAC Adactor 3A)については、 元気がよくて切り込みもいいです。表現がはっきりしていて雑味なく音がきれいです。解像感もかなりあって、ベータ版としてはいい出来と思います。今後はもっと良くなることを期待しつつ、とりあえず75点としました。音場の広さがいまいちでした。

同条件でのSymphonic-MPD(Pi3+SabreBerry32, DC Arrow電源分離)はさすがに良いです。こっちの方が大人の音でした。「音の粒子が細かい」印象です。音場も広く、切り込みはほどほどですが分離がいいです。たくさんの音を連れてやってきますので音数が多い印象です。トリオのJazzなどの場合は3人しか演奏していませんのでRuneとの差は付きにくいです。とりあえず85点としたいところですが、家ではape形式の音源が再生できなかったので5点引いて80点としました。

どちらも単独で聴いたら満足するレベルだと思います。