2012年9月15日土曜日

MATSUO マツオサウンドのプリ

以前尾道の有名なマツオサウンドさんのプリアンプを購入した。 初めて聴くタイプの音で高音の先端が少し丸っこくて、高音は出ないが低音は出る。もちろん中音も出る。 写真でご覧のように高級パーツが随所に使ってあるので、さぞ良い音なんだろうと思って買ったのだが他の機器と音がうまく合わせられなかった。


しかし他のアンプには無い「連続した音」が気になって、たまにSV-722と付け替えてはまた戻していた。 心惹かれるものがあるのだが組み合わせがしっくり来ないのだ。

そこで先日買ったElfeel E-04aパワーアンプと組み合わせてみたらいいかもしれないと考えたのだが、E-04aはファインメットトランスを使っているため高音が煌びやかになりがちだ。 実際球の交換では穏やめの傾向に引っ張ってちょうどいい感じだった。 高音をぐんと伸ばしてやる球交換を行って、硬め高音が勝ってる状態にしたうえで、マツオプリと組み合わせてみたらちょうどいいのではないかと考えた。

E-04aのパワー球をEH EL34に変え、2段目の12AU7をTUNG SOLにしたら結構な高音寄りの音になったので、マツオプリと組み合わせてみる。

マツオプリのJJ ECC83sを外してキット屋さんお勧めのSovtek 12AX7LPSに変えてみる。いくぶんソリッドになるが低音が出て邪魔な感じがする。 最終段の2球だけGEの5761に変えてみる。この球は音が素直で低音はかなり締まる。 

うーん、なかなかいいぞ、これ。 先に「連続した音」と表現したのはアナログ的な音と言うか、デジタルの音は実は点の集合体みたいなものだけど、アナログは自由曲線的につながってるから。 今の音はかなり好みだ。 マツオプリにはトーンコントロールが付いてるからこれもちょっと使って高音を少し上げるとさらに良い感じになった。

Altec 755eに繋げて聴いてみる。 心にしみる音だ。 すばらしい。

たぶんだけどマツオプリはハイあがり、ハッキリクッキリ系Triodeのパワーアンプと接続してもなかなか良いんじゃなかろうか、と思った。 このアンプ、只者じゃないです。

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