2014年10月18日土曜日

ダック電子堂 M162アンプがただ物でなかった件

ダック電子堂が提案する音は好きな音だ。 

ManreSaシリーズとElcheの両方のスピーカーを持っているのだがこれがなかなかのものだ。 どちらもフルレンジを使った何の変哲もないスピーカーなのだが、鳴らしてみると如何にも音楽を楽しむためのものだとわかる。

良く見てみるとバスレフレックスの方法に工夫がしてあったり、小さいのにバックロード構造になっていたり、スピーカーユニットがAltec 409Dのツイーターを取ったものが使ってあったり(あえて403Aでないところが面白い)、かなり時間をかけてヒアリングして追い込んだと思われ、構造も独創的だ。

このダック電子堂が製作・販売してた小さなアンプM162をオークションで手に入れたのだが、これがまたなかなかのモノだった。


6V6シングルなのだが、見ての通り初段の6SL7が1個しかない。こんな小さなトランスでどんな音が出るんだろうと思いきや、これが楽しそうに鳴ってくれる。 プリアンプを通さずにDAC直結でもイケる。 高音はやや尖がってて低音もたいして出ないのだが、このままずっと聴いていたい音だ。

気になって裏蓋を開けたらさりげなくブラックビューティーが使ってあった。なかなかやるジャン。

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