2014年11月10日月曜日

6V6に痺れる の件

大阪にDAC電子堂という、音楽を聴くということに重点を置いた製品を出しているオーディオ店があって、中古で手に入れたSPは目から鱗だったことは以前書いたように思う。

そのDAC電子堂の大変古い6V6アンプがたいそう気に入って、最近はこれメインで聴くようになってしまった。 プリはAGI 511が結構相性が良くて、僕のAGIはVRと電解コンデンサを自分で交換して調子が良くなった中古品だが、これは当たりなほうだったと思っている。

6V6の音は一言で言うと、高音が尖ってるが聴いてて嫌にならず、透明感もそこそこあって、ドスの効いた300Bとも違うし、華やかなEL34とも違う。素直に尖がっている音だが音が細くなるわけではない。

6V6は取引価格が安いのでついついいろいろ買ってみてしまうのだが、先日購入したマツダの6V6が大変素晴らしくて、古すぎて袴の樹脂がボロボロ、センターピンが折れていたのでガムテープでセンター位置がわかるようにマークを付けて使っている。


東芝の6V6があるのでてっきり同じものかと思ったけど全然違った。 東芝のはNECと似ていて音が硬くていわゆる「ソリッドでタイト」な音だ。 Altecのフルレンジと組み合わせると尖がり過ぎてちょっと辛いので、今まではKEN-RADの古い6V6を使っていた。大して期待もしていなかったマツダの6V6だが、音楽性が大変高くて一発で気に入った。他にTUNG-SOL, RCA, ROSSIAN, エレハモなどを買ってみたが、マツダには敵わなかった。

耳の記憶のマツダと違ったので、定義をアップデートしておいた。

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