2015年10月24日土曜日

AUDION SolverNight 300B 入手

以前から興味があったイギリスAUDION SilverNight 300Bを手に入れた。日本では価格が高すぎるので中古品であるが外観はそこそこ綺麗だった。

VRのガリが凄かったので早速交換した。

ALPSの二連50kΩは手持ちが有ったのでその日のうちに交換できた。

音出ししてみて高音の伸びがあまりないけど音の筋は良いことが分かった。カップリングコンデンサは前オーナーによって松下のフィルムに交換されたので怪しんだのだが、高音が伸びない理由とは関係なさそうだったので、球の交換をして調整することにした。

結局、初段の6922はSIEMENSのCCaという高級品になった。6DJ8も付くのでいろいろ試せたのだがCCaが一番で、得意のBugle Boyは元気が良すぎて品位が落ちる感じだったので使えず、他では東芝は悪くなかったのだがレンジが狭い感じがして、結局CCaに落ち着いた。

実はCCaは4本ほど持っているのだが今まで使えた試しがなくて寝てたので、今回使えてラッキーだった。

次段の5687については実は初めて触る球で、当然ストックは無く、ヤフオクでと思ったのだが思いのほか落とせず、仕方ないのでebayからTUNGSOLとANPEREXのものを早めに手に入れて、後日ヤフオクでPhilipsとHALTRONを落とした。

TUNGSOLが一番 人気らしいが、元気が良すぎて高音域の品格が落ちる。同じように高音が伸びるPhilipsとは大違い。いろいろ試して一番良かったのはHALTRON。この球の音はどこにもとんがったところが無いやる気ない音だが、枯れた味わいがイイ。 これ採用することにした。

カップリングは松下のを別なものに交換したいところだが、630Vで4.7μF。当然でかくなるわけでおよそ30mmくらいの長さで納めないといけないため、他に候補が見つからない。ぶらさがってもいいならいろいろあるけどあまり高いものはやめておきたいので、しばらくはこのままで。

SilverNightの音は巧みだ。全体に聴きやすいが華もあって、なるほどのロングラン。しかし日本定価50万円の価値は無いとおもう。 SV-501SEの完成品が20万円くらいなので、SilverNightは30万円弱くらいが妥当ではないかと思うのだが、如何でしょうか?

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