2016年11月25日金曜日

volumio 2.031 vs Sabreberry32

volumioが新しくなっていた。バージョンは2.031でリリースは2016/11/23、一昨日だ。

実はI-Sabre V3 DACの方はMoOde Playerで鳴らしている。一緒に買ったLCD表示が他のプレイヤーではうまく表示ができず、Forumを探して誰かが作ったLCDと電源SWサポートが入ったバイナリイメージを使っているからだ。 ただしファーム、OSともに最新アップデートはかけてある。 ( OSのアップデートを行うとMPDの設定変更でおかしくなるためそのままで)

それでSabreberry32の方もMoOdeでやりたかったのだが秋月のLED表示がうまくいかず、やむを得ずVolumioで再度やることにした。



2.031バージョンで問題になったのはSabreberry32ドライバのインストールスクリプト。 画面選択でデバイスが選べるのだがそのデータにSabreberry32を追加するところでコケる。パッチがうまく当たらないのだ。仕方ないのでパッチの内容をエディタを使ってi2cdacリストファイルに追加して動かした。こちらはファーム、OSともに最新にアップデートしてある。

もちろんLCD表示も問題ない。これでしばらく様子見をしてみる。

2016年11月6日日曜日

夜になったらBBB+B4-DACの圧勝になった模様

どっちもnew western elecさん作なのだが、Raspberry pi3+Sabreberry32とBBB+B4-DACを比べてみた。B4-DACのほうはだいぶエージングが進んだのでそろそろ比べてもいいかと思ったのだ。

夜になってボリュームをだいぶ下げないといけなくなったのだが、小音量ではっきりとB4-DACの優位が確定してしまったようだ。 

BBB(BeagleBoard Black)僕のはGreenだけど、これとB4-DACの組み合わせは何といっても驚愕の解像感。 それと他のブログでも書かれていたのだが奥行きが全然違う。 Raspberryの場合VolumioでもRuneAudioでも音の質感は悪くないが平面に並ぶ感じがみんな同じ、少し前から感じていた違和感だった。

DACの差というよりOSの差、Rasbian上のVolumioに対して、BBBのBotic7はOSからしてオーディオ用なのだから仕方ないのだが思ったよりも差があった。 Botic7は軽量で低遅延、しかし使いやすいのはRasbianのVolumioの方だ。


new western elecさんが最近RTLinuxで何やらやってるのはそのためだろう。低遅延、リアルタイム性のあるOSが一番分がありそうだからだ。

僕個人としてはたくさんのラズパイ3と数種類のDACたちがあるので、これらをぬるいVolumioではなくて、もっと力が発揮できる厳しい環境で使う方法を考えていた。

Botic7のMPDがライブラリ作成時にファイルを飛ばしてしまう現象を調べて分かったのが、日本語のフォルダ名、ファイル名がだめなのだ。回避するにはMPDに日本語パッチを充てるという面倒な方法しかなくて、さらにBotic7に載ってるMPDはバージョン0.8と旧いのだ。ここからバージョン上げ
てパッチ充ててとかやってると日が暮れてしまいそうなので別な方法を探す必要があった。

それで行きついたのがLightMPDというもの、低遅延・軽量のOSに載ってるMPDというのがイイ。BBB+B4-DACの場合どうすればいいのかが分からないのだが、ラズパイ3+SabreBerry32は大丈夫そうだ。他のDACもHifiBerry互換なので大丈夫だろう。

LightMPDは日本の人がやってるプロジェクトなので、日本語OKと勝手に思っている。




B4-DACとBeagleBone Green

new western elec さんのサイトでB4-DACというのがすごく良いと書かれていたのが気になった。今度はRaspberry PiではなくBeagleboneというCPU基板で、BlackとGreenがあってあと二か月くらいでBlack Wifiというのが出てくるようだ。

僕は音楽再生には基本的にWifiを使わないので今回はGreenというお安いのを買った。ネットではBlackよりGreenの方が音が良いと書かれていたが、回路が少ない分有利かもしれない。

B4-DACはPCM5102A DACチップを極限まで使いこなしてみた風な記述を見たのでがぜん興味がわいた。 他にOSコン満載系の部品追加や光接続用のコネクタつけたりしたのだが、はんだごての先が細くないと作業できず、かといって細いと熱量が足らず、結局15Wのやや細めのもので作業したので隣のチップ部品とハンダブリッジして困った。 で完成したのがこれ。


裏はこんな感じ。


それでBeagle Bone Greenに載せてコネクタつけたのがこれ。


ケースはまだないが、今回はφ4のスペーサーが使えたので当座の足にしておいた。

OSはBotic7というI2Sドライバが組み込まれたLinuxパッケージ?を使ってみた。コンパクトなため音が良いとされているDebianベースのLinuxのようだ。

今回はBotic7にmpdとWebインターフェースであるympdが含まれていたので比較的簡単に操作ができた。ympdのSettingメニューの意味がしばらく分からなくて苦労したが127.0.0.1のまま放置で問題はなかった。

それよりBoteic4を最初入れたときにLAN上に見つからず、NetEnumで探してもそれらしいものが無くて(名乗らないので)見つけるのに手間取ってしまった。それでGbEのHUBはダメなのか、それとも16GB SDHCカードがダメでOSが上がってないのか、いろいろやって時間がとられた。

結局GbE HUBでも問題なく、32GB程度のSDHCカードまで使えることが分かった。

それと最初の起動でS2ボタンを押して電源入れないと内蔵のLinuxが上がってくるとあったのだが、ではBoticで上がった場合、次回からどうなるのか心配だったが、ちゃんとBoticで上がってきた。

Botic4からBotic7へ上げる方法はnew western elecさんのページにあったので参考にした。巷ではBotic5の方が音が良いとあったが、僕は最新の7でとりあえず進めてみることにした。

ympdが機能が少なくて使いにくかったのでGMPCというクライアントベースのコントロールソフトを入れた。WindowsとLinux Mintの両方に入れたのだが、Windows版の方が遥かに高速動作だった。


これは良かった。Volumioでの再生では画面の行数が少なすぎてまどろっこしかった。 それとGMPCの機能が大変豊富で、アーティスト別とか曲名で探すなどの機能は遊べそうだ。 

しかし一番の問題は曲のデータベースを作る際に結構歯抜けになってしまい、たとえば松任谷由実のVoygerは4曲しかないように見える。再構築させてもダメなので何かコツのようなものがありそうだ。

さて音の方だが、大変安定感がある音だった。まだカン高い部分が残ってるがエージングで消えるかと思う。 他のラズパイDACでいうとNabeさんのDACに音が近い気がする。OSから違っているので一概には比較的ないが、今のところ音は大変フラットだ。 

Volumioでの操作よりもGMPCでの操作が気に入ったのでしばらくはこっちを使うことにした。