2011年7月6日水曜日

ROSSINI CDPで6DJ8 スクランブルテスト

昨晩付けたSIEMENSのCCaがあまり良くないので今日の昼間にベストな球を選定してみた。もちろん昼の方がボリュームが上げられるので違いが良く分かるからだ。

ROSSINI CDPには最初はEHの6522(6DJ8高信頼管)が付いている。柔らかな中にも解像感がちゃんとあって広がりも出る。低音に馬力が無いがこれはこれでいいCD PLAYERだと思う。



このCD PLAYERは中身は本当に大したことない。値段を考えると??だけど、出てくる音は良いので文句言わないでおこう。

今回用意した6DJ8及び互換球は以下の通りだ。


左からSIEMENSのCCa, 東芝の6DJ8, TESLAのECC88, GEの6502, ロシアの6N23-P、EHの6522, 復刻MullardのECC88だ。 結構集まったと我ながら感心した。 ロシアの6N23-PはV40SEに付いていたのをCCaと交換して余ったものだ。

最初はCCaから。昨日と同じような印象だ。高音は出るが音が痩せてて芯が無い。エージングで改善するかもしれないが、わからない。球は良いのはわかってるが、相性が悪い。

東芝の6DJ8に替えた。音がビシバシで太い。 高音の伸びは無いが切れが良い。これは良さそうだと思いCDをいろいろ変えてみたが、音源によってはやや低音が出すぎてかぶるかな。 ケーブルで何とかなる範囲だと思うが、価格を考えるとなかなかのものだ。

TESLAはAH!に使ってたものだ。 高音に特徴があって明るくてよく切れる。中低音もなかなか良く出るが全体にやや荒っぽい印象。 ロックはばっちりだな。

GEの6502は優等生だ。 全体に音が硬いが高音もよく出るし音も前に出るのだが、残念なことに低音が弱く、ややコントロールされている感じだ。

次はロシア管。何でOCTAVE社のエンジニアはこれを選んだのか判らなかった。値段もかなり安いし、ロシアのNOS球ってどうなの? 音出しをしたらTESLAに似てるなと思ったが、TESLAのように奔放ではなく、高音が出すぎる手前、解像感が高く低音もしっかりしている。 何だこれは、すごくいいぞ。全く期待していなかったので意外だった。 今のところベストだ。

EHの6522に替えたが、少し音をだして思った。「EHは好きではないな」 全体に甘口でそのなかを解像感を伴った高音を通してくる感じ。 蜂蜜をかけて生姜を食べてるような何とも言えない感じだ。

復刻Mullardで最後だ。 これはかなり悪い。 音が歪っぽい感じがする。 青箱のはMullardとは名ばかりだな。 こんなもの売るな。

というわけで結果発表。 1位はロシア管6N23-P。ebayで追加4本を頼んだのは言うまでも無い。 2位は東芝6DJ8。 SN感が良く低音の量感は圧巻だ。 3位はTESLA ECC88。 やや粗削りだが音は良いと思う。 高音に特徴あり。

しかしこのテストはROSSINI CDPとの組み合わせの場合であって、他のハードウエアではどういう結果になるかはわからない。 ロシア6N23-Pが到着したら今度はAH!のCD PLAYERでやってみたい。

ロシア球、侮ることなかれ。 12AX7互換球も買っておいた。

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