2011年8月26日金曜日

Audio-gd FUNとTube Magic D1の比較

FUNの音はおとなしい音だ。 出力段のOPAMPをEARTHにしたってMOONにしたって傾向は変わらない。 SNがいいので静かで雑味が無く落ち着いた音だ。 EARTHの評判がいいのだが僕にはMOONの方が合ってるように感じた。 EARTHの方が若干音が派手めなのだがMOONにすると音が少し濃くなり、高音の出方に自然さが増す。 

一方D1の方はパンチがあって音が前に出てくる。真空管出力と通常出力が選べるのだが真空管の方はまったくダメ、 Sales的にはつけた方が売れるんだろうが実用性はゼロだ。 通常出力で聞ける音は確かに価格以上だが、例えば評判のベリンガーの安いのと並べて聞いてもみたがどちらがいいとも言えず、この価格帯の良くできたDACのレベルを確認出来ただけ。 たぶんどちらも5万円未満のDACの中ではベスト5に入るんじゃないかと、比べたわけでもないのに思ったりした。

やはりMUSILANDのMonitor 01の時に感じた「パソコン音源ボードみたい」という感じではないので、1万円程度のDACとは一線を画す。 電源内蔵できちんとしたシャーシを持つだけでも音はずいぶん高級になるのだろう。

僕のサブシステムはCD PLAYERを置いていないので、いわゆるPC AUDIOになっている。 これまではD1 DACをUSB入力で使っていたがどうしても納得できず、M2TECHのHiFaceを経由させたら音は激変、やっとCD PLAYER並になったので、DACを変えてさらに良くできないかと思っていた。 

FUNとD1 DACをいろいろ聞き比べて、最終的にはFUNを使うことにした。 D1 DACのパンチのある音は魅力的だが、FUNは物量を投じてあるだけに物理特性の良さが感じられる音で、全体にSNが良く、とにかく音に安定感がある。 

スピーカーをLS3/5Aから孤狸工房さん作のロクハンフルレンジスピーカーに変えてみた。 このスピーカーは以前ヤフオクで落としたものだが、音が決まらずに保管だけしてたもので、以前から何とか鳴らしてやろうと思っていたが、今回の組み合わせでやっと鳴るようになった。

PC - HiFace - ゴッサム同軸線 - FUN - ノガミRCA線 -  SV-501SE - カナレ線 - ロクハンSP

という接続になった。 フルレンジはボーカルに澱みが無い。 中域の良いLS3をもってしてもこの点では勝てないと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿