2012年2月10日金曜日

シグマ DP1&DP2 Merrill発表

SD1と同じセンサーを使ったDP1&DP2 Merrillが発表された。 価格にもよるがきっと僕は両方とも買うだろう。 



ものすごく高かったFovion X3センサーの価格を一気に引き下げた結果、SD1 Merrillともに値段を下げることに成功したとあるが、SD1とDP1とDP2のすべてに採用することによる量産効果に期待しての数字であろうから、しばらくは赤字だろう。 品質の安定を考えると発売半年後くらいに買った方が良いのだろうが、今回は早めに買っておこうかな。 

問題は最近になってローパスフィルターを省いた新機種を発表した富士や、ローパスフィルターを取ったバリエーションを発表したニコンなど、ローパスフィルターを無くした他社のカメラがフォビオンの描画に迫ってきている。 カメラ自体の出来はシグマと富士では幼稚園児と大学生くらいの差がある。 シグマのカメラは未だに色は安定しないしAFは迷う、データの書き込みは死ぬほど遅いのだ。

思ったように数字が出なければ赤字積み上げで生産中止になる可能性はゼロとは言えない。 その場合は幻のDP1&DP2 Merrillになってしまうのだ。 そうならないよう祈りつつ買わせていただくつもりだ。

シグマ SD1 Merrill 発表 だが・・・

SD1 Merrillが発売された。現SD1の購入者へインセンティブが用意されるそうだが、先代の社長が亡くなり、(たぶん)息子さんに代替わりして最初の大きな製品発表であるが、これは失敗かも、と危惧した。

総じて人は他人に良いことを言うのは易いが、嫌なことを言うのは嫌がる。一度発表してしまうと、それを聞いた他人は自分の都合のよいように解釈して期待して待っているものだ。 もしかしてその期待が裏切られると何をどうしても期待通りにしようとすることが多い。 そのあたりの人の都合良さを考慮して、慎重に動しなければならない。 僕には今回の発表がやや勇み足にも見えた。



いえいえ、SD1 Merrillが安くなったので同機能の現SD1ユーザーに40万円相当のシグマ商品を購入できるインセンティブを出すことは素晴らしいと思う。 しかし恩恵を被るSD1ユーザーの定義はどうだろう? 

「現在、現行のSIGMA SD1をお買い上げいただいたお客さまには、40万円相当の当社製品と交換できるサポートプログラムを検討しております。」

という説明だが、40万円の数字は現SD1を60万円と想定しての、SD1 Merrill 20万円との差額だろうか。

しかしお買い上げ頂いたお客様はどういうお客様か? 新品購入か、新古でもいいのか? おれは中古で40万円で買ったぞ、という人はどうなる、20万円より高かったぞ? 新品で買ったという証明はどうするのか? 新古で50万円の場合は新品じゃないけど、きっと最初のユーザーは換金目的で買ったからこんなニュースは知らないだろうから、最初の持ち主が言ってこなければ現在の持ち主が権利の主張をしてもいいのか?

こういったことがきちんと決まるまでは「相応の金額の相当するインセンティブ」などとぼかしておくことをお勧めする。 金額を公言する場合は、ルールをきっちり決めてからでないと揉める元になる可能性が大きい。 だって40万円、一般市民には大金だ。 きっと命かけて権利の主張する輩が居るだろう。

そうなるともしかすると今回良かれと思ってやったことが返って会社イメージを落とすかもしれない。 さあ、新社長さん、どう対処しましょうか? (しかし姿勢は買いますよ)

ただ中古のSD1の価格は大暴落だろう。 カメラ屋の中古在庫もあるけど、これはどうしますかね?

Jensenコンデンサ続き

コンデンサ交換後のSV-501SEは日増しに音が良くなってきた。 交換直後の高音が出ない感じが解消されて高音も普通に出てきた。 低音が増したことと、音が前に出てくる感じはそのままなので全体にすごく良くなった。 

アンプのクオリティ比で交換前の倍くらい高いアンプの音がする。 そう、ペットが「泣く」ようになったのだ。 ちゃんとペットが「泣く」ためには一定のレベルを超えないと泣かないと、僕は信じてる。

Jensen、万能薬か、すばらしい。 ただ少し音は柔らか目、弾力有り目になったな。

2012年2月8日水曜日

SV-501SE Jensenコンデンサ 取り替え

AGI 511とSV-501SEのコンビが絶好調だ。 以前のSV-501SE評価で感じた弱点をカバーして大変いいまとまりになった。 せっかくなのでカップリングコンデンサを高級なJensenに交換して一層の音質アップを図ることにした。

以前TU-8300に東プレのコンデンサをつけた時は思ったよりも音質向上が少なかったので、今回はJensenでやってみた。



コンデンサが到着したとき思ったことは、「でかいな、これ」だった。そうちゃんと付くかどうかが心配なくらいでかかった。 裏蓋を開けて今までついてたフィルムコンデンサを外し、さあ取り付けようと思ったら、穴に足が入らない。 そう、足も太いのだ。 しかたないので基板用のドリルを使って穴を大きくする必要がある。 手持ちのドリルがなかったので1週間くらいこのまま放置されてた。

今朝ほどやっと穴を広げて取り付けた。 熱くなる抵抗器の近くにあるのでなるべく距離が取れるように、コンデンサの足は切らずにはんだ付けして、足を引き回して抵抗器をよけられるようにした。

さて音を聞いてみましょうか。 たしか100時間くらいはエージングが要ると聞いていたのでたいして期待していなかったのだが・・・ すごくよくなった気がする。 フォーカスがしっかりした、低音の量感が増した、などなど大変いいと思った。 ただ高音があまり出てない感じがするので、これで100時間たったらそこも改善されるのだろう。 たぶん投資額に見合う改善になるだろう。 

SV-501SEは素晴らしいアンプだと、今は思っている。