2014年9月26日金曜日

Hiface EvoはWin8 Okだった件

早速、中古だがHiface Evoを手に入れたので試してみたら、何の問題もなく動いた。



やはりHifaceはWin8非対応だったのだ。(同じドライバなのにEvoは動く?)

音は、ずいぶん力強い感じがする。安定感も高いが音は堅実な方向でやや渋い、audiophilleonoのほうが華やいだ感じがした。 

Evoの場合最初から外部電源なので、低ノイズ電源に交換するのはすぐにできる改善、外部クロック入力があるのでさてどうしようかな、高いですから。

外部クロック買うなら高性能な最新DACを買った方が良いのかもしれず、悩む・・・

2014年9月23日火曜日

VGP(ビジュアルグランプリ)があてにならない件

新しいDACを考えているので、VGP 2014に選ばれているDACを見てみたら・・・・どう言っていいのか、すこし違うんじゃないかと思った。 評判のものが入ってないのに、国産の怪しいのが随所に入ってて、メーカーや代理店から金もらって煽ってるんじゃなかろうか・・・

何故かESORITECやRATOCのDACばかりが入賞しててちまたで評価の高い商品が漏れている。価格コムのレビューを見ると大したことないしネットの評判も芳しくない。この時点でこれらが良い商品なのかそうでないのか、わからなくなる。

つまりはVGPグランプリで選ばれた商品が、本当は良いのかよくないのかがわからない、ということになるわけで、ではこのVGPグランプリってのは何なのか? 

すでに商品購入の指針が口コミ中心に変わりつつあって、口コミがいつも正しいわけでは無いものの、購入した一般市民の実体験にはそれなりに重いものがあって、85%程度は正しいと見てもいい時代になったと思う。

新聞雑誌が売れなくて困っているのは周知の事実で、先日も朝日のやらせ記事の問題でいろいろあったのだが、音元出版さんもいい加減にしないと誰も本を買わなくなるのではなかろうか。

僕が高校生の時代は音楽の友社が一番よくて、オーディオのすべてとかは全部買っていて、見てるだけでいろいろ想像していた。その時の話題作であったAltecのDIGやKEF 104は大人になってから手に入れたのだが、なるほどそうかと思うところもあって、しかし良いと書いてあったKENWOODのアンプは最悪だったから、実はそのころから「良品」に混ざって「太鼓持ち品」が入ってたのだろうが、当時はネットもなかったのでグランプリを鵜呑みにせざるを得なかった。

結論的には今後、管球王国以外のオーディオの雑誌は買わないことに決めたのである。

audiophilleo DDCが壊れた件

突然だがDACから音が出なくなってしまった。最初はDACを疑って予備に持っていたSoftonの管球DACに付け替えたが音が出ない。 DAC側が同期信号をもらっていない。 

いろいろやってるうちにaudiophilleoのDDCがおかしいみたいで、以前使っていたHifaceに変えてみたら音が出たので、やはりaudiophilleoが犯人だったようだ。

LED表示的には動作していることになってるのでもしかしたら内部の配線が切れてて単に信号が来ないだけかもしれないと、開けて中を見てみた。 かなりのイモ半だでRAC端子とつながってたが見た目は問題なさそう。 あとで念押しハンダをしてみようと思って、ひとまずはHifaceで調整してみることにした。



Hifaceは以前の印象では「軽い音」だったが、新しいドライバでWin8環境のMediaCenter 20で慣らす限り音は中庸で悪くない印象になった。 ただラッパなどの音に付随する変調ノイズみたいなのが大変気になって全然楽しめない。

新しいドライバは[WASAPI」としか表示していないが、確かこの古いHifaceはEventモードは動かなかったはず、MediaCenterのオプションのEvent Modeで動かさないにチェックを入れたが、音に変化はない。

それよりもMediaCenterの動作が緩慢で、停止後いちいちバッファリングに時間を取られてから鳴るので、再生~停止を繰り返してみたらハックアップするので、恐る恐る使っている。たぶんドライバ内部で何か思うように行っていないところがあって、リトライを死ぬほどやってる感じだ。

HifaceがWindows8と合わないのは想像していた。実はWin7のドライバなのではなかろうかと、日本のサポートサイトを見ていて思っていた。(zionoteのサイトにはwin8の文字が無い)

本家のサイトではHiface自体が廃品種として扱われていて、すでにないものになっているので、win7までのプロダクトという位置づけは確実なのだろう。

このままでは精神衛生上悪いので、新しいDDCを買うか、USBがまともなDACを買うかずっと思案しているが、時期が悪いようで秋の新製品ラッシュを待った方が良い買い物ができそうだ。

というわけで中古のHiface Evoを買うことにした。DACは今のまま、DDC的にはWin8にきっちり対応できそうで、Evoは音的には骨格のしっかりした音らしいので好みに合うと思う。ついでにLinuxへの含みも残せるのでのちに都合が良い。

EMI DSL 529になった

最近落札したSPはいろいろあるが、中でもEMI DSL 529という1960年製のSPが一番気に入っている。





今持っているSPはDAC電子堂のものが3台、KEF 104AB(104からアップグレード、コンデンサ全数交換)、JBL Lancer99(コンデンサ交換、エッジ軟化剤後ダンプ剤塗布)、三菱のP-610MBシステム(BellWood LS-20)、さらにキット屋さんの箱入りAltec 755eで、毎日気分によって変えていた。

ところがこの2週間はずっとEMI DSL 529だけを聞いている。オークションで落札直後は高音がぼやけていたのでコンデンサをムンドルフに交換した。



ビンテージ品の場合音質が変わるので交換しないほうがいいいう人もいるが、劣化コンデンサのまま聴いてる方がオリジナルの音とはかけ離れていくのではなかろうか。 ムンドルフのコンデンサは比較的色が付かないと聞いて買っておいた8.2μF品で、オリジナルは6μのでかいオイルコンデンサに1μのフィルムが2個パラで、合計8μだったのでちょうどいいと思ったのだが、LCZメータで計ってみるとこの3個は合計で10μくらいだった。 もしかする8μではクロス周波数がやや上がってしまい、中音が減るかもと思ったが、杞憂だったようだ。

最初は元気なかったが鳴らし続けていたら快調で、上も結構伸びてきてまずは満足。

EMI DSL 529の音は一言で「濃い音」「しなやかな音」「ラッパが泣く音」だ。私の理想としてる音に近くて、以前からAltec 604Eが欲しいと思っていたが、今はよしておこうという気になった。 Altecは実は部屋には大きすぎて重すぎる。8インチ程度までが基本的には都合が良い。