さんざいろいろやってカップリングコンデンサをいまついていているDEL RITMOからJatzenに変えるべき発注中なのだがノルウェーから送ってくるようでいまだ手に入っていない。 せっかちな性分なので何かやってないと落ち着かず、昨晩からプリンアンプを交換、今は彼の長谷川工房のVT-85になっている。
このVT-85だが音場が広く音が美しい。迫力があるかというとそうでもない、中庸な表現だ。低音は若干軽いが球次第ということで、先日買ったBeagle Boy 6CG7の搭載をしたいところだが、今はシルバニアなので中央重視の状態になっている。
プリの交換ではJBから出てくる音に改善は少なく、結果アンプそのものの問題だと帰結した。さあどうするかを思案したのだが、オリジナルの音を聴いていないことが気になっていたので、最初からついてきた怪しげなフィルムコンデンサを取り付けて、あくまでも念のための確認をしようと考えた。
音を出した瞬間、今までのことが全部徒労だったことを確信させられた。いへん立派な音であった。実は6C6に戻しての試聴だったのだが高音域の癖もなく他の問題もなくなった。
原因はDEL RITMO、これがダメダメの原因だったわけだ。少なくともJB-320LMとは死んでも組み合わせてはいけないコンデンサである。 高音がしゃくれ上がり金属的になり、低音も強調されてだぶつく、まったくいいところがない。声の表情が変わり何を聴いてもロボットが唄っていた。
オリジナルのコンデンサに変えたJB-320LMは大変な素直な音で、音楽的であった。今は曙光の300Bなので高域が丸いのだが、他の球に換えればもっと高音は伸びるだろう。
さっきからラッパが唄い、鳴っている。やっと平和と幸せが戻ったような気がする。Jantzenに交換することはやめておこうと思う。
ここでTU-8300のほうはどうするかと思った。少なくとも大罪人DEL RITMOが付いたままを許せるほど心が広くないのだ。 JBのオリジナルコンデンサは見た目はASCに似ているのだがさあ何に変えるか。 TUの場合高音域の伸びがほしいのと低音の量感がほしいのでその点ではDEL RITMOなのだが音の表情が変わってしまったのを見てしまったので、やっぱり別なのに交換したい。
付属コンデンサの見た目がASC似ということで、ASCのX363というコンデンサの0.1μと0.047μを各4個ずつ手配することにした。以前どこかでASCに交換すると「誰が聴いてもいい音」に変化するとあった。 一連のコンデンサ交換の件でいろんな高級コンデンサを羽陽曲折して最適解を探すのに疲れたので、その「誰が聴いてもいい音」的なところで手を打ちたいと思った。
だいぶ疲れました。
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