出来上がった基板を本体に組む。ねじ止めしてあらかじめ用意されている線を10本くらい半田付けするだけで出来上がる。
この状態になったらマニュアルにある通り、球を載せて各所の電圧を測定する。今回は組み付ける箇所が少ないのでおおよそ問題のある人は少なかろう。
電圧OKだったらこれにて完成。さっそく試聴してみる。
このアンプは重量が20kgもあるヘビーアンプだが置き場の専有面積が狭いのでありがたい。それでもとなりのSV-501SEと比べるとだいぶ大きい。
プリアンプとの接続はPRE IN端子でつなげる。これによってマスターボリュームをバイパスするのだが6C6は飛ばさなくて、PRE INからでもAUXからでもボリューム以外は同じ信号経路をたどって音が出てくる。
さて、肝心の音だが・・・エージング始まったばかりで高音が強めに出るが嫌味は無い。抜けが良く透明感が高い。低音はそれなりに出るのだがしまりがあってよろし。 もうすこし時間とともに量感が増すことを期待。
今のところは反応が速く周波数的に高音が伸びている、いかにも現代のアンプでTU-8300がやや旧い音の作り方をしてあるのに比べ(旧いソースをゆったり聞くには良い)、音の濃さ、粘っこさが少ない。その分正確であるともいえるのだが50年代のJazzにはもう少し濃いめの音を欲する。
初段RCA 6C6(付属球)、次段ロシア6V6互換、曙光300B、ロシア5U4Gとなっていて、濃さが少ない球の組み合わせになっているので、しばらく鳴らした後で中国球も交えて音濃いめに調整してみたい。
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