まだエージング不足ではあるものの、傾向というものはこの段階でもわかるもので、適合する球の選別をしている。 持ち球の種類に限りがあるため、ベストの組み合わせになるかどうかはわからないが、とりあえずは手持ちの球でのベストを探してみた。
JB-320LMのいいところはドライバ管が300Bを鳴らすというところで(2A3の場合もあるが)、実験の結果では音質的にはドライバ管と300Bは絵具を溶かすような音の合わさり方をすることが分かった。
つまりは単一の300Bの改善したい傾向を、補う傾向をもつドライバ管を合わせることで解消ができるということで、これは12AU7や6SN7のような前段球では成し得なかった効果であって、より自分の好みの音に近づけることが可能である。
いろいろやってみた結果、初段6C6(RCA)、ドライバは松下6CA7、300Bは曙300B-98というのがいまのところ一番よかった。
これまでに試した経過は以下の通り。
まずGolden Dragon EL34+300B Superでの組み合わせでは全体にまとめりは良いものの音が硬いこと、低音の量感がいま一歩なことが気になった。
それで低音の量感があるエレハモ300B(黒)にしてみたらなかなか良いのだが高音が刺さる。低音の量感は欲しいのでそれならと思いエレハモ300B(金)に換えてみたら、低音も出るが高音ももっと刺さってしまった。まだ黒のほうが良いかな。 それにおとが甘くなってしまったのも気になった。
EL34を松下の6CA7に変えてみたのは、この球が中音重視な球だからだ。エレハモは高音も低音も出るがそのため中音が出ない。それを補うには松下のこのたまが適任と思った。
松下の6CA7のおかげでだいぶ穏やかにはなった。中音も充実している多どうしてもエレハモの甘さが気になって、最終的に素朴な音、300B-98と組み合わせてみた。
この2種類の球はお互いの悪いところを補うようで、最終的には低音も出るしだぶつかず、高音も出るが刺さらず、中音も美しくなった。
しいて言えばもう少し低音が速いと良いのだが、それは次回に何とかしてみよう。JJとかが要るかもしれない。
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