「誰もがいい音だねと思う」と言われているASC(米国SHIZUKI)のX363コンデンサをTU-8200とTU-8300に載せてみた。
日本のSHIZUKIのコンデンサは大したことないが、米国ASCのは大変いいんだという記事を見ることがあって、実は以前から知っていたのだが単価も安いし、ビンテージコンの方がいいという思い込みがあって使わなかったのだが違っていた。 思えばずいぶん遠回りをしたものだ。
結果としてはASCのX363は相当よかった。 キット屋の大橋さんにDEL RITMOを薦められたが散々だった話をしたら、ASCもいいですよとのご意見、おまけに海神無線さんで売ってますと言われた。
海神無線さんはGaletto Audioさん同様、以前からたまに利用させていただいているお店だったので、さっそくASCのX363を注文、昨晩取り付けをしてみた。
TU-8300にはDEL RITMOがついていて、数量を間違えて4個しか買っていなかったんで、300Bへのカップリングはそのままで、初段とEL34/KT88へのカップリングコンデンサを交換した。
ASCの音はたいへん素直、音は太め、最初はザラザラ感あるが嫌ではない。音が前に出てくる。どちらかといえばJazz向きだと思った。総じて大変好みな音だった。
高音の伸びでDEL RITMOに負けるが、実はDEL RITMOが変だったことがわかる。くせもある高音だったのを伸びがあるとだけ解釈していたのだ。 ASCの高音は自然に伸び、そして自然に減衰する感じだ。
「声」が大変よくなった。これは大変重要なことで、声はすべての基本だと思っているので、声がいいことは全部がいいことにつながると思う。
TU-8200への換装の方がもっと効果が顕著だった。ASC X363はコストパフォーマンスが高く、安価に音質改善ができるので誰にも薦められると思う。
今日は「たいへんよくできました」の日で満足感が高かった。
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