2015年5月18日月曜日

ERO MKT-1813 聴いてみた(改訂版)

(この記事は書き直しました。理由はプリアンプの電源電解コンデンサを交換してから再評価してみたらかなり印象が変わったからです。つまり不正確だったのを正しました)

JB-320LMに載せ替えるカップリングコンデンサを探していて、ERO MKT-1813に行き当たった。いきなりJBへ載せるのをやめて、音色が良く分かってるTU-8200に載せて試してみた。


取り替えた直後はたいへんひずみっぽい音で、先が思いやられると思ったが1時間くらいでやや落ち着いてきた。結局1週間は取り付けたままでいろいろ聴いたのでそろそろ感想を書いてみたい。

伸びる高音、量感のある低音は評判通りだが、音色には取り立てての特徴は無く素直でやや高音は強いが嫌な音ではない。 AudioCapに似ているが、あそこまで広帯域ではないが、聴きやすさはある。

ASCの載ったTU-8300との比較してみるとJazz再生でASCにやや分があるようだ。EROのほうがドンシャリ系でハイファイ系、ASCはキャンキャンする部分があるが独特の中高音に押しの強い音色。低音の量感はEROだがASCのほうには独特の軽やかさがある。

JBについては高音強めのコンデンサを搭載するのは抵抗があるのでEROは採用しないつもりだ。

TU-8200用として考えるならば弱点の低音が補強され、高音も伸びるため総合的にASCよりEROが好都合、TU-8200用のベストコンデンサとして採用することにした。

TU-8300もTU-8200同様に放置したままでは大人しい音、高音も伸び悩み、低音も出ない、総じて聴きやすい音にまとまってしまうので、EROの採用で低音補強、高音を伸ばして全体に元気のある音に変えることができる。

EROとTUシリーズの相性は大変良く、コストも安いので誰にお勧めできる。

途中プリアンプV-85の電源ブロックコンデンサを総取り替えした。もともとニチコンだったが25mm系のものがあまりなくて中国製のAudio用に交換したのだが音が一変したため、今までのアンプの評価結果にも影響があった。電源の電解コンデンサでここまで変換するとは思わなかった。

V-85は低音が豊かになり高音のピークが収まってフラット感が強くなった。そのため今までキンキンしていた高音もそうでもなくなった。 再度バランスを取りために球を交換したので、ガラッと音が変わってしまったのだ。

この状態でTU-8300(ASC)を聴いてみるとハイあがりになった。 ASCなので嫌な音はしないのだがカンカンしていて、TU-8300もEROに交換する必要がありそうだ。

ERO MKT-1813(NOS)は大変いい音で気に入りましたよ。


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