オペアンプはOPA627BPでは何か音がおかしいのでLF357Nに戻すことにした。
良くよく調べてみたらマークレビンソンはLF356N-L選別品らしく、レビンソンで使われていると書かれていたOPA627BPは換装できる対象品ではなさそうだ。 ネットのこれに換装したとある記事は、後日談が書いていないのだろう。
たぶんAGI 511のオペアンプをOPA627BPには交換出来ない。 音が潰れてしまってるので定数の変更が必要なんじゃないだろうか。
というわけで先ほどからLF357NにしたAGI 511が思ったような音で鳴っている。 LF356Nとのスペック上の違いは357のほうが広帯域(20MHz)、高スループットだが電気的特性は同等なので、これらには互換性があると思う。 後日、音質に定評のあるLF356N(5MHz)にも交換してみたい。
ついでにダイオードも交換しておいた。標準的な1N4002を4個、熱が出るので基板から幾分か浮かしておいた方がよさそうだ。
この交換によって音の変化は今のところ無い。ただ壊れる前の予備的な措置と考えている。
それとバイポーラーの電解コンデンサ50uF 16Vを4個を交換した。ラジアル型が無かったので普通の縦型になってしまった。絶縁を確保するために足にチューブを被せて基盤から浮かしてみた。
これで僕のAGI 511の改造はほぼ終わりになったのではなかろうか。
PEC VRへの交換からRCA端子の交換、オペアンプ、ダイオード、電源のSPRAGUEコンデンサ、バイポーラコンデンサの交換、切り替えSWの接点掃除までがこれまでの経緯だ。 もう1台の方には効果の薄いダイオードとバイポーラー交換は行わないが、それ以外は同等の改良を施しておいた。
2016年2月14日日曜日
2016年2月12日金曜日
AGI 511 オペアンプの交換(再々)
先日オペアンプをOPA627BPに交換したことを書いた。
あれから何日か聴いていて、善し悪しだと思ったのでそのことを書くことにした。
もともとのオペアンプはLF357で、これを新品のLF357Nに交換した場合と、世間で評判のOPA627BPに換えた場合では音がずいぶん違う。 一言でLF357Nは自然、OPA627BPは派手である。 特に627の低音が強いため我が家のシステムではやや被って聴こえる。 そのためか高音が潰れて聴こえる。
使う人の環境に応じて換えれば良いとは思うが、僕はLF357Nに戻そうと思っている。
あれから何日か聴いていて、善し悪しだと思ったのでそのことを書くことにした。
もともとのオペアンプはLF357で、これを新品のLF357Nに交換した場合と、世間で評判のOPA627BPに換えた場合では音がずいぶん違う。 一言でLF357Nは自然、OPA627BPは派手である。 特に627の低音が強いため我が家のシステムではやや被って聴こえる。 そのためか高音が潰れて聴こえる。
使う人の環境に応じて換えれば良いとは思うが、僕はLF357Nに戻そうと思っている。
2016年2月10日水曜日
Altec 755A のこと
ヤフオクで755Aが280,000円で出ていたのだが質問に「桁が1桁違うんでは?」と有ったので755Aについて書いてみる。
Altec 755AはWestern Electricの755Aを継承したものだと聞いている。ずいぶん旧いのだ。
その後は755Eまで変遷し、僕の手持ちは755Eと755Aなので、この2つの音の違いを書いてみる。
Altec 755AはWestern Electricの755Aを継承したものだと聞いている。ずいぶん旧いのだ。
その後は755Eまで変遷し、僕の手持ちは755Eと755Aなので、この2つの音の違いを書いてみる。
最初は755Eをキット屋さんのWE互換箱に入れて満足していた。755Eペアの価格は5~7万円、状態の良い2組を持っている。 張りがあって音が前に出てくる。低音もややボン付くものの満足できるものだった。
ある日ハイファイ堂さんで755Aを見つけた。価格はそう、今ヤフオクに出てるのと同じくらいだったのでかなり躊躇した。店で聴いた音はお世辞にも良いとは思えなかったが、どうしても聴いてみたくて結局は持ち帰ってきた。
キット屋さんのWE互換箱に入れて音を出した瞬間・・・・「これはどうしたことか」と驚いた。全然違う音が出てきたのだ。 低音はボン付きが減って高音の力強さが違った。
しかしそんなことはどうでもいい、音楽性そのものが全く違った。 1枚ではなく2枚くらい上手だった。 思い返すと755Eは高音が暴れ気味で少し歪っぽく感じるところがあったのだが、それもまったく消えている。 1960年くらいのユニットのはずなのに何で・・・・
今朝からDynamiCap仕様のV-85とATM-300で聴いている。これはこれで完成形かと思える。聴いていると幸せになれる。
Altec 755Aとはそんなユニットである。WE版の755Aはもっと良いらしい。LMが作る互換品の755Aはまだ聞いたことが無いのでわからないが、きっと違ってると思う。 やはりこれと同じ音は出ないのではないだろうか。
V-85はDynamiCap化でよく唄うようになった。オリジナルはフラットで音場が広く、しかし力強さでは一歩後退した音だったが、DynamiCap版の音はどんどん前に出てくるようになった。 高音も尖ったところがなく歪が少ないがそれなりによく出ている。 もう1台の方も改造したいところだがやめておこう。 改善されたAGI 511も待っているし、交換しながら聞いてやらないと勿体ない。
2016年2月8日月曜日
長谷川 V-85 DynamiCapバージョン
知る人ぞ知る長谷川工房のV-85プリアンプ2台目を手に入れた。100万円のプリアンプに匹敵するという人もあるがそこまでは無いと思う。しかし気に入って使ってるので予備が欲しかった。
もともとあった1台は一部修理はしたがほぼノーマル状態、今回買ったのはもともとコンデンサなどがグレードアップしてあった。
音出ししてみてオリジナルは透明感があって音が素直、今回の改造版は透明感減退、ドンシャリで音が粗かった。 調べてみるとオレンジドロップが使ってあったのでこれが悪さをしていると思った。
オレンジドロップは音が粗い。ドンシャリで帯域も狭く、いろいろ試したがよほどじゃないと相性が良くない。 しかしなぜか不思議とATM-300はオレンジドロップなのだ。
今回は全カップリングコンデンサをDynamiCapへ交換することにした。
音出し最初でひずみ感は無くなったがややもごもごした感じだった。200時間程度のエージングが要るということで、今日で3日目なので約60時間経った。あと140時間要るようなのだが、ここにきてかなりまともになってきた。
音が力強くて濃くいが、帯域は狭くも広くもない。自然な音の範疇にあると思う。 CounterPointのマイク氏推薦のコンデンサだそうだが、悪くない。
唯一の問題は630V耐圧の種類が少なく、400V品で使える範囲でしか使えなさそうなこと。どうしても630Vでという場合は、今のところDEL RITMOかオブリゲートくらいしか思いつかない。
もともとあった1台は一部修理はしたがほぼノーマル状態、今回買ったのはもともとコンデンサなどがグレードアップしてあった。
音出ししてみてオリジナルは透明感があって音が素直、今回の改造版は透明感減退、ドンシャリで音が粗かった。 調べてみるとオレンジドロップが使ってあったのでこれが悪さをしていると思った。
オレンジドロップは音が粗い。ドンシャリで帯域も狭く、いろいろ試したがよほどじゃないと相性が良くない。 しかしなぜか不思議とATM-300はオレンジドロップなのだ。
今回は全カップリングコンデンサをDynamiCapへ交換することにした。
音出し最初でひずみ感は無くなったがややもごもごした感じだった。200時間程度のエージングが要るということで、今日で3日目なので約60時間経った。あと140時間要るようなのだが、ここにきてかなりまともになってきた。
音が力強くて濃くいが、帯域は狭くも広くもない。自然な音の範疇にあると思う。 CounterPointのマイク氏推薦のコンデンサだそうだが、悪くない。
唯一の問題は630V耐圧の種類が少なく、400V品で使える範囲でしか使えなさそうなこと。どうしても630Vでという場合は、今のところDEL RITMOかオブリゲートくらいしか思いつかない。
2016年2月2日火曜日
AGI 511 オペアンプの交換(再)
AGI 511の調子は絶好調。 このあとは小型の電解コンデンサの交換とダイオードの交換くらいが残っているが、激変要素ではなさそうなので頃合いを見ながら交換としたい。
以前オペアンプOPA627BPの交換で良くなった的な書き込みをしたことがある。
以前オペアンプOPA627BPの交換で良くなった的な書き込みをしたことがある。
これについて改めて交換してみて聞いてみたのだが、今回は良くなったのかどうかがわからない。音は濃いめになったような気がするが良くなったかどうかの判断が付きにくい。
オリジナルのLF357Nの時のすっきり感が後退するのだ。結論までに少し時間がかかりそうだ。
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