僕のTU-8300はトランスをノグチに換えてカップリングはDEL RITMOなのだが、これに負けている。
高音が伸びない。中音はなかなかいいので手を加えてみることにした。カップリングをDEL RITMO 0.22μFに交換。
このアンプは内部が整然としていて作業はしやすい。ハンダはチョンヅケなのが気に入らなかったのだが、おかげで元々のMusiCapは簡単に外せた。
この状態で2週間くらい聞いてみたのだが、なかなかいいが高音の伸びはいま一歩、TU-8300にかなわないのが腑に落ちない。
それにDEL RITMO特有の低音のもたつき、高音が尖ったところも実は気になるところだ。
コンデンサをもう一度交換してみようか。今までの経験ではASCになりそうだがニュアンスが足らなくなるのが嫌でいろいろさがしていたら、CDEのBLack Catが良いと書いてあった。ビンテージコンデンサはWEST-CAPやSpragueで懲りている。 高音が出ないのだ。
もしかしてBlack Catも同じかもしれないと思いつつも、1600V品を入手できたので交換してみることにした。
交換直後は高音がやはり出ない。メリハリ調のDEL RITMOと比べてずいぶん柔らかだ。 我慢して2日くらい聞いていたら、2日目で激変、高音が出るではないか。DEL RITMOほどでは無いが元気も出てきてしかも高音は尖らない。
これは良いコンデンサだ。
かくして僕のM-101は改善された。今はTU-8300よりも良い。もともと骨格がハッキリしていたのだが高音が出るようになって音に風格が出てきたようだ。
さて、TU-8300もコーネルデュブラー Black Catにしてみたいと思い、ebayで0.047μを8本買った。
音量を大きくしてDEL RITMOとの違いを再確認してみた。
DEL RITMOは低音の量感が増え高音が上がる傾向がある。高音の上りは時として尖るが刺さるわけではない。 中音~低音にかけて雑味がある。全体に重厚な印象はオイルだからか?
CDE Black CatはASCに似てる。全体に音が軽く感じるのは低音の量感がやや少ないからか、切れが良いので軽く聞こえるかが微妙なところだ。 高音もDEL RITMOより伸びている感じ。音が前に出てくる系なので元気が良い、ASCはニュアンス不足なところがあるがBlack Catには無い。
Black Catは高級スポーツカーな感じだった。ASCはユーノスでDEL RITMOはマークXか。
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