2016年12月26日月曜日

MoOde 3.1をI-Sabre V3で使う

せっかくMoOde 3.1という素晴らしい音楽用パッケージが出たのでAUDIOPHONICS I-Sabre V3 DAC ES9023 TCXOも鳴らせるようにしたので、ついでにOLCDにも表示するようにしてみた。


音質については前回書いた通りでボリュームコントロールがソフトウエアなところが落ちるがトータルで音楽的なDACだと思う。 OLEDへの表示は今のところ日本語曲名不可なのだが、SabreBerry32でやっていたようにkakashi経由で何とかなるような気がするがそれは次回に。

MoOde導入の流れ (個人流だが)

1.microSD CardをSD Formatterでフォーマットする
2.Win32DiskImagerで落としてきたMoOde 3.1を書き込む

これで準備が完了する。microSD CardはSun DiskかTranscendの8GB、最大転送速度90MB/s品がAMAZONで1,000円未満で買えるのでお勧め。容量も8GBあれば十分なこと、Linuxカーネルの入れ替え、アップデート、楽曲のスキャンのすべてが高速化される。

3.書き込んだmicroSDを入れて電源ON

--- 実はこの後ある程度時間がかかるので焦らない。ラズパイに液晶モニタを付けていればわかるのだがいろいろやってる。

4.NetEnum等で自動取得されたIPアドレスを探す。わが家では192.168.10.157だった。
5.ブラウザで開く(我が家ではhttp://192.168.10.157)
6.最初にやることはConfigure->SystemでTimeZoneの設定をAsia/Tokyoにする。
  次に同じくConfigure->SystemでExpand SD Card storageをONに。これで余ってる
  SD Cardのエリアを有効利用できる。 そうしたらRestart->Reboot
--- このあともちょっと待つ。

7.SD Cardを目いっぱい使って再度立ち上がってくる。IPアドレスが変わってる場合もあるので
  その場合は再度NetEnumなどで調査。
8.今度はTeraTermなどでssh接続する。user:pi, pass:raspberry で行けるはず。
9.端末的ログインしたらファームのアップデートを。 sudo apt-get update、次に
  sudo rpi-update、25分くらいかかるが終わったら再度リブート
10.再度立ち上がってきたらこんどはブラウザでメニューを開く。
11.カーネルをAdvanceに入れ替え。そして再起動。
--- ここでも少し待つ

12.今度は再度TeraTermでsshログインする。
13.ライブラリやソフトウエアのアップデートをする。 sudo apt-get updateして、
    sudo apt-get upgrade

--- このあとだいぶ待つ。途中[Y]を入れないと進まないところが1か所、終わり近くになるとphp関係のアップデートをしてよいか聞いてくるのが2回あるがどちらも "Keep Current" = 現状バージョンの維持を選択する。これを最新であるMaintainer Version にしてしまうとGUIが動かなくなるので注意。終了したらリブート。

14.晴れてアップデートされた環境で立ち上がってくる。細かい設定はお好みで。
   僕はリアルタイム性の選択をFIFOにするのだがこれらは音の好みで。

15.これ以降でOLCDの表示設定に入る

   TeraTermでsshログイン。

    sudo apt-get install python-setuptools
    sudo easy_install pip
    sudo pip install moment && sudo pip install pylms && sudo pip install python-mpd2
    sudo apt-get install wiringPi

   そしてAudioPhonicsさんからプログラムを頂いてくる。

    git clone https://github.com/audiophonics/MoodAudio-RaspDAC-Script

   次は落としたプログラムに実行可能属性を付ける。

    chmod 755 /home/pi/MoodAudio-RaspDAC-Script/*.sh

   起動時に実行するプログラムに追加する。(autoexec.batみたいなもの)

    sudo nano /etc/rc.local  で編集体制にして、exit 0の行の前に以下を追加

    /home/pi/MoodAudio-RaspDAC-Script/sds.sh &
(sleep 20; sudo python /home/pi/MoodAudio-RaspDAC-Script/RaspDacDisplay.py) &

   最後の&は重要なので落とさないこと。

   RaspDacDisplay.py中のタイムゾーンの設定を変更する

    sudo nano /home/pi/MoodAudio-RaspDAC-Script/RaspDacDisplay.py

   35行あたりにあるTIMEZONE=のあとを"Asia/Tokyo" に変更

16.再起動のメニューを変更する。これで電源が元から切れるようになる。

    sudo nano /var/www/command/restart.sh 

    28行あたりにある if [[ $1 = "reboot"]]; then のあとのmcp stopから3行を行頭に#を
    つけてコメントアウト。 代わりに以下を追加。

    exec "/home/pi/MoodAudio-RaspDAC-Script/softreboot.sh"

    同じく35行あたりにある if [[ $1 = "poweroff"]]; thenのあとの3行を#でコメントアウト。
    代わりに

    exec "/home/pi/MoodAudio-RaspDAC-Script/softshutdown.sh" を入れる。

これにて完了。出来上がってみるとガジェット的にカッコいいと思った。

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