2017年3月19日日曜日

QNAP TS-231Pのこと

音源を入れるNASに今はASUSTORのAS-6104Tを使っている。これを個人的に好きなQNAPに音源だけ入れ替えて、AS-6104Tは動画等専用にしようと考えた。

それで選んだのがTS-231Pで、これにWDの8TBをミラーで入れてみることにした。
最初から何かが変だった。ログインの度にCPU負荷が100%になったり、書き込みでは書き出して失敗してNASにログインした後は出来るようになったり、全体に不安定だった。ベータ版の最新ファームなのでいろいろ言うのはおかしいという意見もあったのだが、そういうレベルの話では無くて基本機能がちゃんと動いていないのだ。ベータ版でもメーカーが出してくるファームは基本的な読み書きもできないものが出てくることは無いと思っていい。だから基本機能についての評価はベータ版だからダメなのではなくて明らかに何かがおかしい。

蓄積データが3TBを超える頃になると「サムネイルが作れなかった」エラーが出るようになった。それ自体は無視しても良かったのだが今度はSWAPが200GBになったので再起動するかSSDを使ってSWAPを作るように言ってきたのだ。

SWAPが足らない、つまりは物理メモリが足らないと言われているわけで、他の何のアプリも入れていなくてかつ8TBの内の3TBを使ったところなのに、である。

いまさらSSDに変えれるわけでは無いので解決方法は1個しかない。つまり物理メモリを増やすということだ。TS-231Pの実例はネットで見つけられなかったのでTS-251を参考にメモリの増設をしてみようかと思って中を確認したら・・・メモリは1GBがしっかり直付けで追加のメモリスロットも無い。つまりはメモリ増設ができないわけで、8TBのHDDを付けた自分が悪いのか? 確かにディスク容量があると管理領域でメモリは減る。蓄積ファイルが増えれば増えるほど減るのはわかっているので、このままでは今後はさらに分が悪くなることは明らかで、毎日1回再起動することで解消はするのだが現実的では無い。

結局は僕の「今は買ってはいけないリスト」に「QNAPの安価なNAS」が新しく追加されるはめになったようだ。以前使っていたTS-259Proは良かったので残念だ。しかたないのでこのNASには3TBのディスクを入れて使うことにして、WDの8TBのために新しくASUSTORのAS6102Tを買うことにした。AS6102Tはモデル末期のためただ今バーゲンプライスでメモリも最大8TBまで追加できるしLANも2個あって十分な感じだ。メモリ追加についてはASUSTORが一番寛容なのも追加メモリを安く買えて助かる。

勝手なメモリ追加についてはASUTORはOK, QNAPとSynologyは蓋を開けると保証が切れてしまうことを追記しておく。しかしHDDを持たないキットのNASなのにメーカーは大きな勘違いをしているのではなかろうか。ASUSTORが一番自由度が高いわけで、このあたりはさすがASUSTekの子会社だと思った。


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