2017年5月16日火曜日

名機 YAMAHA NS-10M

昔の話だが妹がコンポを欲しがったことがあって当時のベストバイNS-10Mを買ったことがあった。アンプはONKYOのインテグラだったのだが狙っていた音が出なくて、高音が落ちた丸っこい音だった。その後自分用にNS-1000Mを買ったのだがSANSUIのアンプでうまく鳴らなくて何となくYAMAHAとは相性が悪い思いがあった。

たまたま中古のお店でNS-10Mを見つけて懐かしくて買い求めたのが先週だ。



今聞いてみるとずいぶん高音が出る。低音は出ないのだが中音が良くて声がすばらしくて全体に音の筋がいい。これは最近凝ってるROYDに負けていないと思った。

それで抜けてるだろうネットワークのコンデンサを変えることにして、DAYTONの2.7μFを2個、10μFを1個とバナナプラグが使えるターミナルも用意した。


作業の途中でいろいろ考えて高域用のUCON 2.7μは変えずに低域用の10μだけにしておいた。音色が変わるのが嫌だったからだ。

メンテしてからの試聴では強すぎた高音が大人しくなった。ウーファーとの関係だろうが改善したと思う。よく出る高音には違いないがネットで書かれている「キンキンした音」ではなく、伸びやかで華やか、しかし金属っぽくない。

低音のことだが確かに出ないので、鳴りっぷりの良いAudionのSilverNight旧タイプに換えてみたらこれは相性が良かった。 NAIMのアンプでも悪くないのだがどうしても高音が丸くなるのでここは球アンプをと思った。

同じ球でもLuxmanのSQ-N100との組み合わせは最悪だった。高音だけキンキンして低音はやはり出ない。このアンプは現代のトランジスタアンプの音なのだろう。

NS-10Mの駆動アンプに苦労している方には是非SilverNightをお勧めしたい。

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