2017年5月31日水曜日

MoOde 3.7出ました

あれからずっとNASのマウントで不便していた。Volumioの方が問題は少ないのだが音質面で納得いかず、2個のラズパイプレイヤーの片方ずつにMoodeとVolumioを入れていた。

MoOdeはリブートしたり何かすると必ずマウントが外れて再接続できなくなる。それでマウントポイントを消しては再度スキャンする不便さに我慢が出来ず、そういう時は
Volumioを使っていたのだが、やはり音質面で劣ることが気になっていた。


そういう中でMoOde 3.7が出てリリースノートにNFSマウントの問題解消について書かれていた。たぶんCIFSでも同じだと思う。今度は期待してVolumioの入ってる方のラズパイもMoOdeにしてみたい。

2017年5月16日火曜日

VolumioとMoOdeの比較

MoOdeは3,6になったのだが、Volumioも2.163にバージョンが上がっていて聞くところによるとカーネルのリアルタイム化が行われたそうで比べてみたくなった。

もともとVolumioは大した設定無くて使えるので初めてのラズパイオーディオの人にも優しい。それでいて音も大したものだったら苦労してMoOdeを使う必要も無い。

同じNabe DACの載ったラズパイ3で比べてみたのだが、結果は想像以上の差があった。

改めて聞くVolumioは音が悪かった。それも10倍くらい差がついている感じなのだ。Volumioの音はまるでラジカセの改良版のようで、低音も高音も出るが密度が薄いうえに音が遅い。MoOdeのみっちりしていて艶やかで伸びやかで高速な音とはだいぶ違っていた。

空間表現についてもだいぶ差がある。Volumioのラジカセ風な音というのが音が一列に並ぶ感じから来ている気がする。MoOdeは奥行がちゃんと表現され、エコーの消えゆく感じが良くでている。

世のラズパイオーディオについていろいろやられてる人たちが好んでVolumioを使うのには僕がまだ知っていない理由があるのだろうか。今後の課題かもしれない。

MoOde 3.6出ました

MoOde Audio version 3.6出たので早速試してみる。

今回から寄付$10が徴収されることになったのだが価値あるソフトなので当然払う。


画面は変わらないが今回はKernelを3種類選べることになった。Standard, Advanced-LL, Advanced-RTの3種類で後ろの2個は低遅延カーネルとリアルタイムカーネルのことだろう。これに加えてスケジュールが選択できるので組み合わせができる選択は81通りにも及び、さらにフィルタを4種選べるので組み合わせは300通りを超える。

迷わずAdvance-RTを選び、スケジュールは従来通りFIFOにした。

音はどうなったかというと、さらに一皮むけてリアルさが増した。若干硬質にはなったのだが何と素晴らしい音だ! それに音がものすごく速い。

ところがしばらく聞いていたら同じ音を繰り返し無限ループに入ってしまった。「お、お、お、お、お・・・」という具合なのだ。しかたなく電源を入れ直してしばらくしたらやはり同じことが起こった。そういえばNASへのCIFSマウントの不安定さも感じていて、何回か設定をし直さないと曲データを作りはじめなかったりした。

NASは先日買ったASUSTERなのだがSMB 3.0対応の設定にしてある。これがいけなかったのかと思ってSMB2対応に落としてみたのだが変わらない。

それでNFSで繋げることに変えたのだが、これはうまくいったようだ。

名機 YAMAHA NS-10M

昔の話だが妹がコンポを欲しがったことがあって当時のベストバイNS-10Mを買ったことがあった。アンプはONKYOのインテグラだったのだが狙っていた音が出なくて、高音が落ちた丸っこい音だった。その後自分用にNS-1000Mを買ったのだがSANSUIのアンプでうまく鳴らなくて何となくYAMAHAとは相性が悪い思いがあった。

たまたま中古のお店でNS-10Mを見つけて懐かしくて買い求めたのが先週だ。



今聞いてみるとずいぶん高音が出る。低音は出ないのだが中音が良くて声がすばらしくて全体に音の筋がいい。これは最近凝ってるROYDに負けていないと思った。

それで抜けてるだろうネットワークのコンデンサを変えることにして、DAYTONの2.7μFを2個、10μFを1個とバナナプラグが使えるターミナルも用意した。


作業の途中でいろいろ考えて高域用のUCON 2.7μは変えずに低域用の10μだけにしておいた。音色が変わるのが嫌だったからだ。

メンテしてからの試聴では強すぎた高音が大人しくなった。ウーファーとの関係だろうが改善したと思う。よく出る高音には違いないがネットで書かれている「キンキンした音」ではなく、伸びやかで華やか、しかし金属っぽくない。

低音のことだが確かに出ないので、鳴りっぷりの良いAudionのSilverNight旧タイプに換えてみたらこれは相性が良かった。 NAIMのアンプでも悪くないのだがどうしても高音が丸くなるのでここは球アンプをと思った。

同じ球でもLuxmanのSQ-N100との組み合わせは最悪だった。高音だけキンキンして低音はやはり出ない。このアンプは現代のトランジスタアンプの音なのだろう。

NS-10Mの駆動アンプに苦労している方には是非SilverNightをお勧めしたい。

2017年5月10日水曜日

WIN10アップデートでNASが見えなくなった件

家ではLANが2系統あって、通常に使うLAN1(FrameSize=1500)とバックアップLAN2(FrameSize=9000)を使い分けている。家人に見られたくないNASはLAN2に載せてある。

パソコンはLAN2枚差しで、両方のLANに載るようにしてあるがなかなか便利、NAS->NASの大量コピーでLAN2が帯域目いっぱいになっていてもLAN1はいつもと同じように使える。

ところが先日WIN10のアップデートしてから、LAN2にだけ載せてあるNASがみえなくなった。IPアドレスでは探せるがネットワークコンピュータに現れてくれない。

またSMBだよ、これ、と思って調べたら下記の情報があった。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2696547/how-to-enable-and-disable-smbv1,-smbv2,-and-smbv3-in-windows-vista,-windows-server-2008,-windows-7,-windows-server-2008-r2,-windows-8,-and-windows-server-2012

それで以下のコマンドを「管理者として実行」させたら解決した。

 sc.exe config lanmanworkstation depend= bowser/mrxsmb10/mrxsmb20/nsi
 sc.exe config mrxsmb10 start= auto

要はSMBv1を有効にするということらしい。セキュリティ強化の一環だと思うが不便になるので難しいところだ。すべてのデバイスがSMBv3を使えるならいいんだけどね。

QNAP TS-231Pのこと 完結編

TS-231Pのファームが上がった。


いままでのおかしな挙動がほぼ無くなって動作が安定した。しばらく使ってみたがこれにて使える水準になったと思うのでそろそろ許してあげようと思った。

しかし購入したのが今年の初めだったのでかれこれ半年ほどかかったかと思うと出始めのNASは買わないほうが良い。 その意味では最近出たSynologyの新製品は魅力出来だが???かもしれないので迷う。

ファームが上がったTS-231PはLANが2個あることと、CPUがそこそこ速いので今ならSynologyのDS-216Jを買うよりも良いと思う。DS-216jはLANの設定でジャンボフレームにしてもSMB(Microsoft共有)で60Mbpsが限界だが、TS-231Pは100Mbps出る。LANが2つあることで通常の利用でフレームサイズ1500のLANと、バックアップ専門のフレームサイズ9000のLANと使い分けられるので、NASからNASへのファイル移動が速めにできる。

TS-231P、今なら最安価のレンジでお勧めできる。