2017年8月31日木曜日

Moode 3.8.4 超安定しています

昨晩からテストしているMoode Audio 3.8.4だが今のところ超安定で快適だ。前の3.8.3からバージョンアップした機械はおかしくなったので新規で入れ直したのだが、以降の調子は良い。

テストしているのは以下の3台。

1.ラズパイ3(ファーム最新)+msBerry DAC
2.ラズパイ3(ファーム最新)+SabreBerry32 DAC
3.ラズパイ3(ファーム最新)+I-Sabre V3 DAC

音の傾向については、MoodeがReal Time Linux搭載で高音質なのでいずれもかなりのレベルであるものの、チップにSabreを載せている(2)(3)に分がある。音がダイナミックで解像度が高い。

(2)のmsBerryはPCM5122搭載で音はおとなしめ、低音が出ないがすっきり感が好印象。バックロードホーン型スピーカーと合わせると低音のもやもやが消えて良い組み合わせになる。9月から追加ロットが手に入るそうでこれも朗報だ。

SabreBerry32は独自のドライバを組み込む手間がかかるが音は良い。低音から高音まで迫力があって音にキレがあり低音もよく出る。日本製のこだわりの逸品だ。

I-Sabre V3はMoodeでは標準でドライバがサポートされている。Volumioではどちらも有名なのにまるでサポート外で、作者どおし不仲なのかと疑ってしまうくらいだ。音はSaberの音、迫力あって切れがあるがこちらはエコー感が優れていて少し柔らかい。このあたりはソフトウエアボリュームの影響もあると思う。

値段について、(1)は2万円、(2)は1万円、(3)は1万7千円という感じで大差無いともいえるし、大きな差とも言える。LINUX COMさんのBBB用DACの21,000円で買おうか迷っている自分にとっては1万円以下で買えるmsBerryは大いに背中を押されると思うのだが低音出ないスピーカーを使ってるならこれは買わないほうが良い。

僕の場合はさらにBBB+B4-DACがあって、こちらは音はピラミッド型、超安定のBotec駆動でこれはこれで気に入っている。(正確にはBBG=Beagle Bone Greenになっている)

良い時代になったものだ、と思う。

2017年8月30日水曜日

Moode 3.8.4 安定版出ました

最近のMoodeは音はイイのだが安定しなかった。

先日出た3.8.3には大いに期待していたのだが、3.8同様にNAS経由の音楽データベース周りがダメで、スキャンした音楽データが多いと必ず動かなくなる。具体的にはだんだん変な動きをし始める、音が途中で止まる、同じフレーズを繰り返す、しまいにはうんともすんとも言わなくなるのだ。

かといってVolumioは至って平面的な音を鳴らし続けていて、前回試したBBBのBotec版だけが別格でラズパイ環境では納得いく音は出ない。ただしBBB版は音楽を鳴らす以外のプラグインなどの機能はメニューはあるが未実装でラズパイ版のままになっているベータリリースなのだ。

今朝、Moodeが3.8.4になってるのを見つけたので早速試してみた。結論から言うと今回のは安定板だった。違うDACを載せたラブパイ3セットで試しているが実感として安定したことがはっきりわかる。


これはイイ。それでI-Sabre V3 DACの載ったラズパイでLCD表示の設定までやってみたがちゃんと動いている。引き続き様子を見るが今回は期待できると思う。


2017年8月28日月曜日

B4-DAC + Volumio

Beagle Bone BlackのBoticがVolumioと融合したと聞いて使わない手はないと思ったので試してみた。

手持ちのB4-DACをBeagle Bone Blackに載せ、BBB対応Volumioをインストールした。音出しした瞬間にわかるBoticの音だ。安定感もすこぶる高い。


この安定感はReal Time Kernelだとか何とかは関係ない世界だ。このところのラズパイ3とmoodeやVolumioの不安定さに悩んでいたが、この安定感に救われた気がする。音質的には低音重視のピラミッド型、ラスパイ3でのVolumioを超えているのではないかと思った。

考えるにラズパイはVer3になってから音が悪くなったのではなかろうか。高い動作クロックと消費電力、ノイズの多い基板と音楽再生用ボードには適していないのではなかろうか。電源も自動で切れないのも面倒だ。

しばらくはBBB+Volumioをメインで使ってみたい。

2017年8月19日土曜日

モニタ付きVolumio 続き その2

モニタ付きVolumioが音楽データのスキャン中に落ちる理由はVolumio自身にあるような気がしてきた。たかじんさんのサイトを見ていたら「v2.175以降、非常に不安定になっています」とのことで、ならばたかじんさんのお勧めに従ってv2.144を入れることにして以下のリンクからダウンロードした。

http://updates.volumio.org/pi/volumio/2.114/volumio-2.114-2017-03-02-pi.img.zip

導入して1日経ったが全く問題が無い。TouchDisplayのPluginはこんな感じ。


DACについてはケースの外からコネクタ越しに接続する形になるのだが、HifiBerryなどPi3用に設計されているものではRCAコネクタ位置が下過ぎてディスプレイの角度が十分傾けられないので、pi Zero用のPHAT DACに換えてみた。


これでほぼ完成したのだが、一点だけ問題が残った。シャットダウン後にLCDに立て波線のような表示が残り、LCDのバックライトが点いたままになる。動かない版のVolumioの場合はちゃんと消えたので、2.144版のVolumioでの現象だ。どうするか要検討だ。

2017年8月18日金曜日

モニタ付きVolumio 続き

モニタ画面の文字化けは日本語フォントを入れれば治ることが分かった。
早速sshでログインして、

 sudo apt-get install fonts-takao

でtakaoフォントを入れる。これはIPAのフォントを改良したものと聞いている。
入ったら再起動すれば晴れて日本語が表示できる。

ところで音楽ソースのデータベースを作成中に二度ほどシステムが落ちてしまったのだが、もしかしてACアダプタの容量不足かもしれない。通常は5V2Aの電源を使っているのだが今回はLCDモニタの分も加算されるので足らなかったのかも。

以前購入した秋月の5V4AのACアダプタに交換して様子を見ることにした。

モニタ付きVolumioで卓上プレイヤー

RSから出ている7" Touchscreen Displayというのがある。いわゆる純正品なので使うには苦労が少なそうだ。

これにPi3+Volumioをくっつけて卓上プレイヤーを作ってみた。


通常のVolumioインストールでいいのだがこのディスプレイに映すためにはVolumioのpluginをインストールする。この時にKBを着けっぱなしで作業しないこと。途中でKB選択を促されて進めなくなる。

Pluginを入れて再起動すれば写真のようになる。このケースはSmarti Pi TouchというものでDisplay込みで13,000円くらい、Pi Zero Wを買うついでにイギリスから通販で購入したものだ。 しかし日本語フォントが化けている。たぶんフォントがWebでのアクセスの方だけ用意されていてこちらには置かれていないからだろう。sshで入り込んで解決したい。

Volumio最新でsshを使う

バージョンが2.199以上のVolumioではディフォルトでsshが使えなくなっている。
これを使えるようにするには簡単だが、KBとモニターを付けての作業になる。

1.直接ログイン  user:volumio  pass:volumio
2.bootディレクトリへ移動   cd /boot
3.sshというファイルを作成   touch ssh
4.再起動

以上でsshが使えるようになるので、いろいろ触れる。

SabreberryDAC Zero 使ってみた

DACチップにES9023Pを使った最新のDACボードSabreberryDAC Zeroを買った。Pi Zeroにつけようかと思ったが、音質なども知りたいのでPi3と組み合わせてみた。

ケースはHiFi Berry用のがあったので流用してみた。


このように何とか収まったので良しとした。
音出しの前に、これには専用のドライバが無いのでhifiBerryかgeneric ES9023でやるようにたかじんさんのサイトにはあったので試してみたが、HifiBerryの方が安定しているように思えた。音は高音の先端が丸くならず、しかし尖るわけでは無く、特性が良いと思った。しかしこの使い方なら専用ドライバのあるSabreBerry32に分があると思う。

Pi Zeroと組み合わせてこそ意味がありそうだ。


2017年8月16日水曜日

SabreBerry32がMoode Audio 3.8に対応

ここのところSabreberry32が不調だったのでたかじんさんに先日メールを出したら、近いうちに対応ドライバを出すとの返答だった。

盆明けでMoodeのサイトへ行ったら3.8.2版が出ていたので早速ダウンロード。ダウンロードには$10の寄付が要るのだが3.7の時に寄付した時にもらった解凍コードがアップバージョンにもそのまま使えるのでお得です、是非寄付すべき。音質は最高レベルと思う。

その足でたかじんさんのサイトへ、何とMoode 3.8対応ドライバが発表されていた、たかじんさんに感謝。


さて、どんな音が出るのか楽しみでさっそく鳴らしてみた。当然Advanced RealTime Kernelモードだ。おっと、以前同様にいい音だ。しばらく鳴らしてみたが飛んだり止まったりしなくて安定している。いい感じだ。